第1話
また気持ちと目的があれば暴力行為を肯定する学園ものですか。現代を描くのならもうやめましょうよ。直接的には危害を加えていないとしても威嚇行為だけで十分アウトです。それとも関係者全員を納得させることができるスーパー先生なら体罰行為やハラスメント行為もOKというテレビ局からのメッセージでしょうか。いい大人が暴力と威嚇でやんちゃな子どもを抑え込むというのは恥ずかしい行為です。教育というデリケートな題材を扱うからには「正しい」先生を大前提として、その上でエンタメ性を持たせて欲しい。結果良ければ全てよしではいじめや体罰で辛い思いをする人が救われません。
あと偏差値30台前半の高校がどういうところでどういう生徒が通っているのかしっかりと取材して作っているのか。個人的な体験と想像でいい加減な設定の学校を描くぐらいなら、素晴らしい原作があるのだし原作に忠実な作品を作って欲しい。
そして日曜のこの時間のドラマは半沢直樹風の表現と雰囲気になっているものが多いですね。面白く感じるからいいんですけど、、、ドラゴン桜として期待するものとはかけ離れていますが少なくとも馬鹿馬鹿しいハチャメチャドラマとしては一定の価値はあります。
第2話
完全に半沢直樹展開。悪い奴を懲らしめて全ての子どもを手懐けました。桜木先生の暴力で不登校になった坊主ヤンキーもいつのまにか忠実なポチになっています。次回からは勉強始まるんですよね？自分の目的のために生徒の怪我を黙認して潰した悪徳顧問はお咎めなし。これは実力ある人なら少々の不正は揉み消してもOKというテレビ局からのメッセージでしょう。ただし学校の集客の要と思われる部活の顧問だから権力と胆力持ってそうだけど弱気で小物感に溢れるため、指導力のある顧問には全く見えない。あれだけの規模と実績を持った部活動の顧問であればもっとカリスマ性があるはずです。正直この程度の描き方であれば1話でクラス結成まで行って欲しかったと思います。
第3話
突然4人クラスが結成されて何となくまとまります。3週間使って考える力が上がり東大の問題を解けるようになり、性格の悪い成績の良い生徒をへこませてすっきり！ついでに理事長も思惑通り動かしてすっきり！腰巾着坊主ヤンキーも再び大活躍で安心です。不登校からの大復活でさすが桜木先生です。ラストは時代は変わったのに昔から全くアップデートされていない大演説を桜木先生が行なって大感動の嵐です。
大演説の後の
さーみんな教室に入ってー
ってあの時間は一体何の時間だったんだ。授業中でなければ教室に戻る必要ないし、授業中であれば意味不明すぎます。
第4話
両親や家族がいる前提で作ってある受験生の家庭の10か条。ラーメン屋かわいそう。バドミントン両親は何してんの？
両親いなくて借金がある生徒に勉強と大学進学をすすめる桜木先生。借金は全て片付けておいたから安心してね！
5話以降は感想書く気力が湧きません。
誰に向けて描いているのかわからない全方位に媚びようとして全て中途半端な印象です。
