完走してしまった…。
最終話はジェレミー・ストロングの名演に泣き、滑稽な狂宴に笑い、衝撃の幕切れに震えた。
全員最低のクズで国を動かす程の権力を持っていても誰も幸せじゃない。
罪悪感皆無で恥知らずな天上人の地獄絵図は、庶民にとって最高の娯楽。
クローズアップを多用しつつヨーロッパ映画的なショットが美しい映像を堪能しながら、人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇だというチャップリンの言葉を思い出した。
裏切りと欲望とエゴの血生臭い戦争は苛烈を極める。
基本会話してるだけなのに、心理攻撃と腹の探り合いがエグすぎて泥沼の修羅場がずっと続き、大興奮&爆笑。
ピークTV時代覇者の座を譲る気は全く無いようで本当に面白い!
ダメなケンダルほど可愛いけど、確かにフレンズのロスに似てるかも…顔芸は至宝。
皮肉屋ローマン、ウザいシヴも皆憎めない。
家父長制の帝王ローガン、一族の周縁トムとグレッグ、何考えてるか分からないジェリー、バカ過ぎて不気味なコナー、新たに白人特権階級のクソ野郎トーナメントに参戦したエイドリアン・ブロディとアレクサンダー・スカルスガルドも心底いけ好かなくて、最上級の役者が揃いまくり。
続き早く観たい…!