たっツん

メディア王~華麗なる一族~のたっツんのレビュー・感想・評価

メディア王~華麗なる一族~(2018年製作のドラマ)
4.5
見応えが凄すぎた作品。
登場人物、全員愛せる。父親以外。

これ強大な父親がギリギリの身体的状態にも関わらず引退もせず会社を牛耳っていて、それに振り回される子供たち(主に次男)という構図なのだけど、逆の視点から見るとギリギリの身体的状態の中で必死に、好き勝手やる子供たちが持ち込む厄介事を全部一手に引き受け解決してるっていうストーリーにもなるんだよね。
こう見るとお父さん、大変だね。ってねぎらいたくなる。
その実、次男(実質副社長みたいなもん)はめっちゃ頑張ってるんだろうけど、おそらく本当に的はずれなことをしてるんだと思う。それは彼の独立後の仕事ぶりからも察することができる。
下積み時代からの嗅覚なのか、天性の才能なのか、父親は独自の思考で今まで会社を守り抜いてきた(現代においては時代遅れのパフォーマンスではあるらしいが)。その帝王学を丁寧ではないにしろ学んできたハズの息子があれでは父親も浮かばれないだろう。父親が終始あの対応なのも子供たちの無能のせいというのもある。(単純に自分本位のクソな性格ってのと半々くらい)


ケンダル:今作で視聴者からいちばん同情され、感情移入できるであろう人物。ストレスがハンパないのは分かるが、他人のせいにするな。

シヴ:好きすぎて好きなんです。結婚して。

トム:今作の登場人物の中でいちばん視聴者側なやつ。一般人ということ。

ローマン:めっちゃ好き。いちばん好きなキャラクター。ストーリーが進むにつれ哀れに思っていまう(ケンダルの暗躍を知ってから)。

コナー:ニート。

グレッグ:高確率で重大な場面に出くわすシーンめっちゃ笑う。シーズン2での活躍が楽しみ。
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