ウォーキングデッドはもはやゾンビドラマではない。人間ドラマだとここまで観てきた人なら分かる。
生き抜く中でグループに属し、対立や軋轢を乗り越えながらも、決してハッピーエンドが用意された様なシーズンは1つも無いと言える。
しかし、次から次へと湧き上がる希望をひたすら追いながら、リック達は歩み続ける。希望ある所に絶望があるとは良く言ったもので、このドラマはまさにその絶望に焦点を当てた作品の様にも思える。ほんの些細な事さえ幸せに思える瞬間が確かにこのドラマにはある。だからこそ感情移入して生還を願いながら観ることが出来る。