びんと

SHERLOCK/シャーロック シーズン4のびんとのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最後まで盛りだくさんだった印象。とても面白かった。
ハドソンさんがより好きになりました。

シャーロックとジョンに関してはとてもつらいシーンが多かった。
そもそも交友関係の狭いふたりが、ジョンには家族ができ、あのシャーロックがその家族まるごと愛している、という時点で胸がいっぱいだったのに。なんでこんなことに(それがまたいい。メアリーはよくないが。)

ジョンの幻覚はどこか痛々しいし、シャーロックはメアリーを守れなかったことがある上に、守りたい守らなければいけない大切な親友に取り合ってもらえないしですごくつらい。時々シャーロックが捨てられた犬みたいでやるせなかった。最終的には相棒に戻れてよかった!それもいつの間にか支えてくれていた周りの人たちの力があって戻っていったのも熱かった。

前シーズンだった気もするが、ジョンが惹かれる人はみんなどこか危うい人だ、というのはぞくっとした。常識人っぽいが実はどこか戦場に取りつかれている、というギャップがシーズン1からぶれていなかったからだろうか。
しかもメアリーには言えずにいたメールだけしてた(浮気)相手も一目惚れだったのにやばい人だった。これは意図的に引き合わされたこともあるだろうが、やっぱりジョンは危うさに無意識にふらふらと近寄ってしまうところがあるんだと再認識。

最後の最後、子育ての合間にこそこそメールのやり取りをしていたことをシャーロックに泣きながら懺悔するシーンは辛すぎた。ダメなことだとわかりながらずるずる続けて、それをメアリー本人に謝る機会さえ失った。そのメアリーは守る側だったはずの親友を守って死んでしまった。やり場のない怒りと自分自身への怒りもあってシャーロックに特に強く当たってしまったのかなあとも思う。(ただの八つ当たりな気はするが。)

最終エピソードはなかなかの超展開だったが、緊迫感があってでつい見入ってしまった。妹の動機は思ったよりもシンプルだったが、シャーロックも赤ひげやジョンと出会わなければ同じ道をたどっていたかもしれない。

全部のシーズンを通して、まだかみ砕けていない部分もあるが、メイン二人を中心に人間関係や心の移り変わりは丁寧に描かれていた気がしてのめり込めた。
このドラマに出会えてよかった!