ロボットマン

ドクター・フー シーズン3のロボットマンのレビュー・感想・評価

ドクター・フー シーズン3(2011年製作のドラマ)
4.5
「ジョン・スミスの恋」から続いて「ファミリーと永遠の命」のこの2つのエピソードがとても良かったので、終わってしまって、またいつものドクターフーに戻るのかなと思っていたら

次のエピソード「まばたきするな」。これがとてつもなく素晴らしかった。
50分ほどの短い尺の中で本来主人公であるはずのドクターはほとんど登場せず、この回に限ってはサリースパロウという女性が主人公。
なのにも関わらず、早くドクターを出せ!と思わせないほどにサリーとこのエピソードの脚本が凄い。
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2で3に続くラストシーンを彷彿とさせる最高にワクワクする冒頭からはじまり、一見何でもないと思っていたことや登場人物にもみんな意味があり繋がっていく。
登場するモンスターもここまで観たドクターフーのなかで随一の怖さと独創性。
まるでドクターフーのスピンオフを観てるかのようにドクターが登場するシーンには心躍る。
そしてなんと言っても、「ドクターはターディスというタイムマシンで旅をしている」ということさえ知っていれば初見でも誰もが楽しめる1話になっているということ。
このエピソードは、全てのドラマのなかで最も面白いエピソードのひとつに追加する。