siki

TRICKのsikiのネタバレレビュー・内容・結末

TRICK(2000年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

一期のまだギャグに走りきってない絶妙な不気味さとシュールさといかがわしさがだいすき…そのなかにある仲間由紀恵の透明感よ オープニングのたまごが割れて蛍光緑の黄身がでてくるビジュアルイメージがほんとにすきで、知ってるとおもってるもののなかから顔を出す異様なもののかんじとかそういう怖さがすごくトリックだよねとおもう りんごがだんだん腐ってぶよぶよになってくのもべつになんでもないんだけどものが腐るってこと自覚させられて個人的に怖い エンディングは人間がうまれて死ぬまでを表現してるんだとおもうけど裸の男女のうえに骸骨のレイヤー足されたときのゾッと感というか そりゃ人間が骨でできてるのは知ってはいるんだけどはっとする そこに澄んだ鬼束ちひろがながれると、生まれたときから原罪を背負ってる人間といういきもののこと、業とか、血とか、そういうどうしようもないことを思い出してしまう トリック一期はそういう人間のどうしようもなさ、やるせなさ、不透明さを描こうとしてる雰囲気もあるなとエンディングをきくたびにおもうのです
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