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茂七の事件簿 新ふしぎ草紙
シーズン2
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『茂七の事件簿 新ふしぎ草紙』に投稿された感想・評価

ぱや
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0
記録
3.8
0
2026年2月15日 6:10~ 総合 1話~3話
2002年放映。主人公は、茂七という岡っ引きである。岡っ引きというのは、銭形平次みたいに、よく時代劇のテレビドラマに出てくるので、雰囲気はわかっていると思うが、簡単に説明しておく。ちなみに、岡っ引きという名称は、自称ではない。自称は、「親分」である。実際、時代劇でも、親分と呼ばれている。
「親分」というと、なんの親分かということだ。その地域の治安維持のための親分である。ただし、警察のような公務員ではなく、民間である。
警察に当たる組織は、与力、その下に、同心、100人ぐらいである。ただし、そのなかの警察、廻り方同心は30人ぐらいである。30人しかいないので、各々、民間の「親分」、つまり、岡っ引きを私的に雇っていたわけだ。(岡っ引が約500人、下っ引を含めて3000人余り)
ただし、民間と言っても、警備会社という感じではなく、治安維持の方法は、目を光らせる、という感じである。だから、「親分」なのである。あるいは、その地域の顔役、という感じである。
とはいえ、岡っ引きの警察権の及ぶのは、町人までであり、武家はその埒外になってしまう。武家に対する警察権は目付である。第1話に、この微妙な関係性が出てくる。

では、さっそく、第1話から。
冒頭、夜の雨。おようは、町医者の父親の帰りを心配している。ちかごろ、かまいたちという、辻斬りがあるからだ。意を決して迎えに行くおよう。材木置き場のところで、殺人事件を目撃してしまう。

急いで、深川相川町自身番(現在の交番)へ。たまたま、居合わせた同心、井手官兵衛が急ぎ現場へ赴く。だが、遺体はなくなっていた。人騒がせなヤツだ、と怒って引き上げる井手官兵衛。
だが、後日、一緒についてきた、弥兵衛という男も殺された。
一方、そのころ、おようの暮らす長屋に新吉という飾り職人が引っ越してきた。どうも、犯人のような気がして、心配なおようだった。

最後の方まで、犯人は武士、とミスリードしてくる。小田切家の家紋というのも、実は、犯人のものではない。最後に、殺されたのは武士だったというオチ。
つまり、井手官兵衛が、自ら慌てたように現場に駆け付けたのは、被害者が武士だ、と聞いたからだ。もし、武士がらみの事件なら、管轄は目付となる。そういうわけで、すぐに現場に出動したわけだ。

では、弥兵衛を殺したのはだれか。同じ小田切家の武士である。ようは、武士が殺されてしまったので、そんなことは、あってはならない、だから、遺体をすぐに回収し、目撃者を殺したのだ。
ということは、当然、おようの命も危ない。そこで、新吉が近くに引っ越してきたのだ。

最後は、どうなったのかというと、おようを殺しに来た武士を新吉が返り討ちにした。
つまり、かまいたちという辻斬りをやっていたのは、小田切家のある武士。そこで、必殺仕置き人みたいな新吉が、その武士を始末したわけだ。
さらに、おようを守り、おようを殺しに来た武士も始末した。だからこそ、おようのそばから離れざるを得なくなった。

で、結局、回向院の茂七は、どうしたのか。それらすべてを承知のうえで、うまくまとめたわけだ。

この一連のなりゆきで、岡っ引きが、どういう存在なのか、如実に示したといえる。たとえば、今回の場合、茂七は、新吉を捕まえるべきか。おそらく、被害者である武士は、町人に殺されたと周りに知られるわけにはいかないので、名乗り出ない。名乗り出ないが、目撃者は口封じのために殺すわけなのだ。
岡っ引きの茂七としては、そこらへんは、目を光らせておく。新吉については、早々に姿を消すことを促す。地域の治安は、こうして守られるわけだ。ちなみに、武士による辻斬りは、岡っ引きの警察権が及ばないので、やっかいだっただろう。

茂七は、高橋英樹が演じているが、史実的には正しいと思われる。岡っ引きは、「親分」と呼ばれているので、文字通り、親分なわけである。顔役として、その地域の治安を守っていたわけだ。また、ドラマでは、茂七は耳かき職人であるが、ほかの岡っ引きも、副業を持っていたようだ。

2話
冒頭は船のなかのシーン。島流しの刑に処せられた罪人たちが、御赦免により、江戸に帰ってくるところである。御赦免とはいわゆる恩赦のことである。現代でも平成の即位大礼、令和の即位大礼で恩赦が行われた。このドラマの場合は、なんの恩赦かわからないが、粂次郎、勢吉、おしげが、釈放された。ほかにも釈放されたものもいたが、3人は顔見知りなわけだ。ただ、とくに、おしげは、船のなかで知り合ったのだろう。なぜなら、おしげは、べつのものに成りすまして釈放されたからだ。そんなにいい加減だったのだろうか、とも思ってしまうが、実際に、史料でもあったのかもしれない。
粂次郎は、小料理屋のおさだを訪ね、言伝を伝える。島抜けをするから、ということだが、その方法は、釈放される誰かに成りすます、ということなんだろうな。
ただ、釈放されたといえ、娑婆の風は前科者には冷たいのだ。ちなみに、前科者には。腕に腕輪の入墨が彫られているので、すぐにわかってしまう。史実として、本当にそうだったのかわからないが、釈放された前科者を収容するための人足寄場が設置されているので、実際、そうだったのだろう。
で、結局、どうなったのか。おしげは、世間の冷たさに負け、再び犯罪者に堕ちてしまった。勢吉は、なんとか娘に会おうとするが、娘は、父親が前科者だということは隠しているわけだ。さらに、奉公先の店の若旦那のもとへ嫁入りすることになっているので、なおさら、勢吉とは会いたくない。だが、そこらへんは、暗に茂七が何とかとりなしたようだ。勢吉は、故郷の小田原へと帰っていく。
粂次郎--は、なんと、茂七が、下っぴきとして雇うのだ。茂七親分はそこまでやるのだ。

3話
このドラマのテーマに最も即した内容で完成度が高い。ざっとストーリー。ある酒問屋の神棚がボヤになった。燃え残ったしめ縄のなかから髪の毛が出てきた。この髪の毛は、新しく女中になったおうめの母親の遺髪だった。おうめの母親は、若くして病で亡くなった。遺髪をしめ縄に入れ込むと、みながお参りする、そのことで、その無念を慰めようとしたのだ。で、茂七が調べると、実は、若旦那と女中のおたつが浮気をしていて、若女将、おつるが嫉妬して、火の番だったおたつへの嫌がらせのために、神棚に火をつけたらしいのだ。
だが、茂七は、おつるを捕まえたりはしない。まずは、女中頭のおとよに話すのだ。おとよは、鬼女中頭、と言われるぐらいで、番頭とともに、実質的に、店を切り盛りしていたのだ。だが、おとよは、おうめの身の上を聞くと、その場を離れ、だれもいないところで号泣するのだった。鬼と呼ばれながらもとてもやさしい気持ちもあったのだ。
で、おとよは、茂七の話を聞き、若女将を捕まえるのはやめてくれと懇願する。もしそうなれば、のれんに傷がつくどころか、店をたたむことになるやもしれない、ということだ。そこで、茂七は、しめ縄に入れ込んだ遺髪が、成仏を願って、自然に火を発したのだ、とウソの報告をした。
おとよは、おうめを庭の隅に呼び、そこで、遺髪を燃やして、祈るのだった。そして、これからは、自分が母親になると、おうめに言った。

岡っ引きとしての茂七の治安維持が、如実に示されたドラマの一話である。
3.1
0
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