20年近く前のドラマなので、映像編集の仕方等に時代を感じましたが、ここまで引き込まれたドラマは久しぶりです。
恋愛と依存、死と、テーマが重く難しい部分がありましたが・・・どういう意味だろうと何度も巻き戻してセリフの意味を考えながら見たところ、とても奥が深く、隅々まで作り込まれていると思えました。
湖賀の行動はとても理解できるものではなかったけれど、雛への心情が変化していく様子がきちんと描かれていて、最後は共感できました。
藤村の過去と行動の意味はやや衝撃的ですが、始めからそれくらいのものを抱えている顔をしていたので、納得です。
藤木さんは、4年後のホタルノヒカリと比べるとずいぶん若々しくて素敵に見えました。落ち着いた演技がとても良かったです。
そして、上戸彩や蒼井優やソニンがこんなに若い頃にこのような役を演じていたことに驚きです。
蒼井優の役柄は絶妙で、キャスティングした人はすごいと思いました・・・。
最後は曖昧でしたが、ほどほどに覚えておくと約束したところが落とし所なのかなと、個人的には救われました。
もっと多くの人々に見てほしい作品です。