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家康、江戸を建てるのめぐのレビュー・感想・評価

家康、江戸を建てる(2019年製作のドラマ)
4.0
ずっと前に録画していたものをやっと鑑賞。
原作も読了済み。

戦国時代に武将がいかに武で功績をあげたか、ではなく、戦の終わった時代で役人や職人がいかにして町を作ったか。視点が面白い。江戸時代版プロジェクトXだと言われるがまさにそんな感じだと思う。

●水を制す
なんとなくのイメージで川の水を引き込んで使ってたのかと思っていたが、ちゃんとした上水道が整備されていたなんて。知恵と技術に驚く。そしてそれらは受け継いでいくものであり、だから現代の町がある。
佐々木蔵之介さん、絹からおにぎりを貰ったあとの表情が良かった。

●金貨の町
通貨を広く流通させ統一させることで天下を制する、貨幣による戦争。言われてみれば、天下人というのは戦に勝ってハイめでたしめでたしでは終われない、そのあとは政治家をやらなきゃいけないんだよなぁ。
自分の名で仕事をすること、名を残すこと。考えさせられるものがある。
個人的に後藤庄三郎光次という人物には興味があるので、時代劇のチョイ役ですらなかなか出ないこの人が主役であるというのが嬉しい。
柄本さんの声が良い。上手いなぁ。
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