このレビューはネタバレを含みます
最後まで見ると、大家族って、いいのかも。。と思えた。
正直、お節介で疲れる人達の集まりだけど、全ての感情を否応なしに共有してくる人がいるっていうのは心強いことなのかもしれないですね。
自分と金のことしか頭にない子どもたちが、父親の病気を知ったことをきっかけに家族と人生を見つめ直すヒューマンコメディ。
必ずいつかバレる嘘が蔓延した家族。
悪気があろうとなかろうと、自己中な優しさと正義感でつかなくていい嘘とつくべきでない嘘で塗り固めて、各々自分で自分の首を絞めている感じはあった。
このドラマに主役はいない。
最初はダルボンとカンソウルの話なのかと思ったが、実はそうでもない。
どの家も出てくるおばさんが全員厄介者。
ヴィランズのような義母たち。
そして家にいる太った叔母も大体キーキー騒いでる。
韓国ドラマのおばさんは皆こんななのか。
最後まで見れば、可愛い一面もあるとは思えるが、それ以前に性悪過ぎて途中萎えそうだった。
叔母の娘ヨンソルも海外で大金ギャンブルですってしれっと帰ってきて、海外に置いてきた子供については捨てたのと同じような扱い。子ども可哀想過ぎないか。
人として1番ヤバめなのはヨンソル。
このドラマの癒しはムンテジュ常務。
ガンシムの家に来てからは、唯一の常識人に思えた。
父親の再婚ってそんなに馬鹿みたいに反対することなのかね。
特段の理由もなしに反対反対、財産目当てと叫んで。
かと言えば、父親も病気になったとはいえ、ただの意地悪でしかないところもあり、下手すると家族全員離れていく可能性もあったと思う。
ガンシムと常務の結婚のくだりとか。
自分のために結婚急いでくれてるのに無意味に反対したり、もう少し自覚したほうがいい。
しかもテジュに泥酔するまで無理矢理酒飲ませておいて、記憶なくしたことを責め立てる悪質さ。
ダルボンに店を継がせないくだりの傷つける発言も、必要がないただの罵倒。
継ぎたいと言って、あれだけ罵られて断られるなら、私なら継がない。笑
病気になって性格まで歪んだ気がする…
常務にあんなに意地悪して何になるのか。
ドラマの真ん中くらいはただのくそじじいに思っていた。
ソウルとウノとダルボンの関係では、
ソウルが結構神経がずぶとい。
ウノは振られてるのに引き際が悪い。
ダルボンはウソつきで卑屈。
ガンシムも常務に相談もなしに妊娠してると父親に嘘をつき、その嘘を隠し通すように常務を圧迫。
自分は絶対に譲らないくせに常務には脅迫めいた要求をする。
ついてはいけない類の嘘だったと思う。
病気について突き通せない嘘をつく父も、
悪質な嘘をついて治療させようとする子らも、正直おかしい。
そして、病気のことを叔母にずっと隠していたことは、子供らの自己中な間違い。
叔母も知っていたらやってあげたいこともたくさんあったろうに。
ミスコは最期いれなくて残念でしたね。
79話という超大作。
最後はやっぱりウルっときました。