このレビューはネタバレを含みます
ウォルターの内なる凶悪性がしっかり表にも滲み出ていました。
周りを常に巻き込むエゴイズム、承認欲求による愚かな数々の発言と行動、正に人間。
モンスター誕生!なラストシーンが良いです。
勝ち誇った顔で妻のスカイラーにどう思われるかなんて最早どうでもよく「勝ったのさ」と麻薬王を倒し勝ち誇る自分を楽しみ満足する姿は正にモンスター。
この表情が実に素晴らしい。
ジェシーは常にウォルターに巻き込まれて、もし出会わなければ可愛いチンピラジャンキーのままで殺人もせずに済んだのに心も身体もズタボロになっていく姿、それでもウォルターを見捨て切れない優しさ。
スズランの毒もウォルターの作戦で、この先もジェシーは巻き込まれていくんですね、、切ない
ウォルター夫妻の周りを欺く演技には脱帽です。スカイラーの悪妻ぶりもすっかり板についてきました。
ハンクはとても優秀なのに身内には甘過ぎてウォルターの「奴は天才なんかでは無い。本当の天才のハイゼンベルクはまだどこかで生きている」のぶっ飛び発言を聞くもウォルターにはまだまだ疑いの目を向けません。
何故だ、、笑
ウォルターの、ジェシーへの執着は異常過ぎる。自分自身と重ねている所があってジェシーだけはウォルターも見捨て切れないしエゴイズムな執着は続きます。