もりげし

ブレイキング・バッド ファイナル・シーズンのもりげしのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

超面白かった〜!
普段海外ドラマ観ない勢が数ヶ月かけてゆるゆる観たけど、マジで長すぎ。でもまったく退屈しなかった。中弛みもしないし、話が進むにつれてどんどん面白くなっていくのもスゴイ。記憶消してまた観たい作品っていうのも頷ける。

ウォルター、途中メチャクチャ嫌なキャラになってたから正直早く捕まれ(ただしジェシーには幸あれ…)って思ってたはずなのに、いざハンクに追い詰められるとヤダヤダ!ウォルター逃げて!ってなっちゃったの不思議。なんだこのサイコパスはと感じることも多かったけど、みじめなシーンとカリスマ天才犯罪者のギャップが超好きだった。ゲイルやトッドが信仰するのもちょっとわかる笑
最後、ジャックらに復讐するときにジェシーだけは助けてたのアツすぎた。やっぱり自分で手を下せなかっただけかもだけど。
てっきり、皆殺しにしたあとリシン服用で自害エンドだと思ってたから、流れ弾が当たらなかったらどうなってたのかなとは思う。

でもやっぱりジェシーが好き。おバカだけど真面目で、心が弱くて人情深い、愛されキャラクター。後半はあんまりおバカ感なかったけどそれはそれで。
メス製造に直接関わったメンツで唯一の生き残りかな?でも、大切な人を奪われ続けて最後は廃人同然になっちゃったことを思うと、一番不幸だったかも。まぁ、これも自業自得の範疇なんだろうけど。

何気に一番見てて辛かったのは、ウォルターを裏切ってハンクに協力したのに、DEA側からも食いものにされたとこ。ハンクもゴメスも、ピンクマンには死んで証拠になってもらおう…みたいな、ジャンキーを人間扱いしないの地味にゾッとした。

スカイラーは、前半はやな感じだったけど、後半にいくにつれてどんどん好きになった。仕事のできる母親像は純粋に憧れる。浮気はしちゃったけど笑
マリーはずーっと微妙に好きじゃなかった🤣最序盤の万引きイメージ強すぎたのもあるけど、洋画に出てくるヒステリックで論理的じゃないキャラクターってやっぱりどこか好きになれない。ウォルターの秘密を知ってから急変した態度もちょっとコワイ。SNSで炎上してる人に誹謗中傷リプ送ってそう(笑)

どのキャラクターもだけど『自分にとって大切な人』と『それ以外の人』で態度が全然違うのが共通しててそこが興味深い。もちろん悪人だろうが善人だろうがそれはみんな同じ当たり前のことではあるけど、『それ以外の人』を殺すことに無感情な悪人が多すぎて怖くなっちゃう。多分このドラマは色んな側面でストーリーが進むから、色んな人に感情移入しちゃって情緒グチャグチャになっちゃうんだよな。マイクとか特にそう…。

まじで全キャラクター語れる気がするくらい、本当に夢中になれる作品だった。スピンオフで映画とドラマあるみたいだからロスにはならなそうで助かる!!!
楽しみ!!!
もりげし

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