このドラマが大好き。
人生が誠実に、丁寧に描かれている。
丁寧で誠実だから、登場人物全員の人生にびっくりしない。
だから、彼女たちはこの行動をしたのか、と納得する。
でも、理不尽なことがたくさんある。
刑務所や、その内外で彼女たちを苦しめる理不尽な制度や、体制や、偏見や世間が、とても辛いものだから、見ていて押しつぶされる。
女性刑務所のはなし、つまり、女性刑務所に入る境遇に追い詰められた者の話、つまり、制度や体制や、偏見、世間から追い出された、最も理不尽な境遇の者たちの話。
だからこそ、一番とも言える理不尽な現実に突きつけられている。この世界には、こんなにも理不尽なことが起きているんだ、と思う。
物語に関わるものとして、本当に刺激を受けた。
こういう形で、世間に問いかけることは、物語にしかできないことだと思った。
