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ブラック・ミラー シーズン2のenのレビュー・感想・評価

ブラック・ミラー シーズン2(2013年製作のドラマ)
4.5
1.ずっと側にいて
恋人のアッシュを失った悲しみにくれるマーサ、友人をきっかけにして、故人と会話ができるサービスを利用するのだが...
こんな技術ができる世界の割に、マーサや他の確認できる限りの人々の生活は、現代の社会と同じような生活をしており設定の矛盾を感じた。なんとなく伝えたいテーマは分かるが、現実味がなさすぎていまいちだったな
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2.シロクマ
ある部屋で目を覚ましたヴィクトリア、彼女は自分が何者か思い出せないでいたが、その手がかりとして、夫や娘と思わしき人物との記憶だけがあった。そして外には、彼女を撮影する人々の姿があり、謎の集団に追われ始める。
前半は設定が雑だなーとか、これをどういう締め方するんだろうかとか考えながら観ていたが、ある瞬間に全てが一転していた。現代社会の犯罪行為に対する関心のベクトルが、本来向くべき方向へ向いていないことを風刺していたのかな
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3. 時のクマ、ウォルドー
あるコメディ番組で人気なアニメキャラクターのウォルドーが、さらなる人気を求めて補欠選挙に参加する話。
ウォルドーの中の人である、ジェイミーの葛藤と裏腹に、その人気は止まることを知らず、ラストは思わぬ展開となっていた。馬鹿馬鹿しい話で、この話の民衆はつくづく愚かだと感じさせられた。
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4. ホワイト・クリスマス
目で操作するスマホみたいなZアイや、自分の自我を持つ分身が作れるCookieの2つの夢のような道具を軸に、クリスマスの日に閉ざされたある部屋にいる二人の男の過去が明らかになっていく話。
最初は、よくわからないまま、何がどう繋がるのか観ていたが、最後には安心の後味の悪さを味合えた。
近未来のワクワクするような技術が出てきて面白いが、この世界の法整備は一体どうなっているのだろうかとか考えてしまうな。
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