◼️概要
2012～13年に米ABCで放送されたミリタリーアクション。マーカス艦長率いる米原子力潜水艦コロラドは特殊部隊を海上で回収後、赤道直下を潜航中、パキスタンへの核ミサイル発射指令を受ける。しかし指令は通常ルートではなく、南極司令部から送られており、不審に思い指令を拒否。マーカスは艦長職を解かれるが、僚艦イリノイから攻撃を受け、乗員たちはインド洋の架空の島サンタマリナに避難し、NATOのレーダー基地を接収する。一方、ホワイトハウスはコロラドを攻撃したのはパキスタンだと主張、コロラド側を反乱とみなし、艦奪還に動く。全13話。
◼️キャスト
マーカス:アンドレ・ブラウアー、
副長サム:スコット・スピードマン、
大尉グレース:デイジー・ベッツ、最上級下士官:ロバート・パトリック
◼️メモ
「一流の陰謀スリラー」として評判は良かったが、強力な裏番組と競争が激しく、視聴率低下を理由にシーズン途中で打ち切られた。
劇中のコロラドはオハイオ級弾道ミサイル原子力潜水艦で架空。実在のコロラドはバージニア級攻撃型原子力潜水艦の15番艦で2018年就役。
◼️感想
評価はいまいちだけど、中国の台湾侵攻、インドのパキスタン侵攻も描かれ、骨太な作品。メインストーリーは米政府の陰謀だが、ゴロツキのせいで島で次々とトラブルが発生し、中途半端な印象もある、
途中で打ち切りが決まるも、最後までストーリーが完結出来る猶予があったので一応、話は決着はするが、ラストはかなり駆け足。陰謀を企てた側が結局、明確に描かれず、ゴロツキが野放しなのは消化不良。
登場人物はやや多め。艦長に従う乗員、造反する乗員、謎の海軍特殊部隊、CIA、協力的な島民、ゴロツキの島民、陰謀を企む米政府、クーデターを計画する軍の一部、コロラドに最新装置を納入した軍需産業、ロシア、中国と飽きさせない。
ムカつくキャラがわんさかで、裏切りに次ぐ裏切りというか、どっちつかずなキャラが多いのにはイライラする。ブラウアー以外のキャストがちょっと二流ぞろいなのが残念。
