寡黙で真面目な性格だが意外とジョーク好きなルークケイジが主役。
人付き合いが苦手なマットやジェシカと違ってルークはかなり理性的且つ社交的なので、敵味方問わず多くの人々と対話をする。
街の人々に批判されながらも支持を集めていくその姿は誰よりもヒーローである。
ハーレム地区が黒人文化発展の地でもあることから歴史と文化へのリスペクトが強く描かれた作品でもあり、いかに彼らの日常に音楽が根差されているのかということも感じることができる。
コットンマウス、ダイアモンドバック、シェイズ、更にはマライアと強力なヴィランが一気に登場する。話のテンポ的には悪くなくむしろトントン拍子に進むが、逆にそれがちょっともったいなくもあった。どのキャラも単なる悪役ではなくて過去が丁寧に描かれるだけに…。
ディフェンダーズ・サーガ皆勤賞のクレアがこれまで以上に活躍する。癖の強い面々の信頼を勝ち得て、危機を前にしても堂々と立ち回る彼女もまた紛れもなくヒーローの1人だ。