※原作漫画は未読
「もしも韓国皇室が存続していたら…」というIFを前提に、皇太子シンと、ある日突然皇太子妃になるチェギョン、二人の恋の行方、彼らを取り巻く大人たちの思惑やそこに巻き込まれながらも自分の道を模索する若者たちを描いた。
前半はかなりコメディ色が強く、ふざけた内容のまま進んでいくのかと思いきや、ストーリーが進むにつれどんどんシビアになっていく。正直、時々「こんな若者にそんな苦労させなくても…」なんて思いながら観てたりもしたのだけれど、しかし現実世界を考えてみれば、皇族／王族の生きにくさのようなものとか、年齢に見合わず押しつけられる義務や、若さゆえの軽はずみな言動など、大いに理解出来る部分も多く、また、若手俳優たちの初々しさや辿々しさが妙にドラマにマッチしていて、気がついたらハマってた。
ちょっとしたボタンの掛け違いでなかなか上手くいかない皇太子夫婦にヤキモキしながらも、「そりゃ、そうされたらそうなっちゃうよね…」と共感出来る部分も多く、何だか切なかったなぁ。
続編を思わせるエンディングがかなり気になってしまうのだけれど、思うに、その後の計画倒れなのではないかと想像する。
そのちょっとしたモヤッと感分、ちょっぴり減点。
宮廷内の装飾や衣装が色とりどりで目に楽しいのも◎
