このレビューはネタバレを含みます
シーズンのはじめに映される、ブレイキング・バッド後のソウルの姿が本当に辛くてこたえる。過去の一切を失うという事はこういうことなんだ、と。
チャックのジミーへの憎しの深さは驚くほどだ。それまでチャックは、ジミーに対しては一方的な悪者のような描かれ方だった。幼いころから皆から愛され要領よく生きているジミーに嫉妬し、徹底的に否定する兄。でも、シーズン後半のジミーのやり方をみて「人を傷つけ、すぐに反省する」というチャックの言い分にはそれなりに真実なのかもと思わされる。チャックは一体どうしてあそこまでジミーを憎むようになったのか。
あの症状は何がきっかけで、何を象徴しているのだろう。
ガスが登場し、いよいよマイクと接触。ナチョも危険な選択を余儀なくされ…。キムの事故もショックだったけど、それによって二人はまた新しい道を模索するようになり…。
これからのソウルがあのソウルになっていく過程が、なかなかに辛そう。
