シーズン1よりも圧倒的に面白い。
一人一人の登場人物のキャラクターの描き分けが向上したように思え、新たに登場する人物にも愛着が湧く魅力的な作りになっている。まるでアメコミの様にイカれた新キャラがごろごろ出てくるのが、流石はコロンビアだ。
シーズン1、2を通して、パブロの変化を演じきったモウラに拍手。キレキレの黄金時代、疑心暗鬼の逃亡期、希望を取り戻した農場での生活、そして悲壮な最期へ。眼の光さえ演じ分け、パブロの人生の軌跡を表現した。
栄華を極めた麻薬王が、遂に自分の手で質素な料理を作り、自分が大統領になり前大統領とマリファナを吸う幻想を見るまで落ちぶれる様は同情を誘うが、やはり巨悪が討ち滅ぼされる瞬間は達成感を伴うカタルシスを感じた。
