イギリス王室の事なんか全く知らんしあまり興味もなかったが絵が豪勢で見てられる。
ネトフリの金の掛け方が贅沢でセットや美術や衣装やロケーションがとにかく豪華。
それと裏腹にストーリーは王室の影を描いていて地味だけどそこが逆にドラマの質を上げている。
とは言えちょい眠くなる内容ではあったけど重厚な作りのおかげでシーズン1完走。
正直王室の色恋ネタよりチャーチルパートの方が面白くてもっと当時のイギリス政治を知りたいなあと思った。
第二次世界大戦後のイギリスって劇中でも軽く触れられてるけどちょうど分岐点と言うか大国としての地位を維持出来るかどうかの際どい時代だったと認識している。
戦勝国とは言え戦争で疲弊して不況になり基軸通貨はポンドからドルになりアメリカに地位が移り始めおまけに植民地だった国々も独立して行く始末。
まあ今でも英連邦は維持しているがこの辺から衰退に入ったよねイギリスって。
まだまだ俺たちは大国なんだと叫んでるチャーチルがなんだか儚かった。