若くしてイギリスの王位を継いだエリザベス女王の物語。画面に映るものすべてが豪華絢爛。女王としての重圧に加えて、夫フィリップや妹マーガレットとの王族ならではの複雑なと関係などに悩まされるエリザベスが見もの。世界大戦の英雄ことチャーチルが度々暴走しかけ、それを王家として叱るザ・君主制。
ちょうど『ハウスオブザドラゴン』で傍若無人王子のデイモンを演じるマット・スミスを観ているだけにフィリップ役のマット・スミスが同じような感じで演じているのはなぜか説得力が増す。
女系王家なだけに妻子に自分の名字を与えることができないフィリップ、マチズモもあって硬みの狭い役回りなところに同情してしまう。