待ちに待った新シーズン。ダイアナの離婚までがメインストーリーで、前シーズン同様、エリザベス女王は霞んでしまった。次のシーズンへのクリフハンガーっぽい位置付けだからか、全体的に薄味な感じだった。ただ見応え十分だったし、大いに楽しめた。
ダイアナ役のエリザベス・デビッキが素晴らしかった。実際のダイアナのインタビュー映像とドラマ映像を並べて比較する動画がYouTubeにあったが、話すテンポもタイミングも仕草も同じで、モノマネってレベルではない完全再現がなされていて驚異的だ。前シーズンのエマ・コリンの若々しいダイアナも素晴らしかったが、デビッキのダイアナには凄みがあった。
メージャー首相をジョニー・リー・ミラー(トレインスポッティングのシックボーイ)が演じていて、相変わらずイケメンで個人的に嬉しかった。
ダイアナに対するチャールズやエリザベス女王側の視点も描かれてるものの、王室側のダイアナへの態度や仕打ちは総じて冷たく、常にダイアナを軽んじており悪印象だ。前シーズン同様、王室への痛烈な批判を隠さない演出になっていて、視聴者はチャールズ、カミラへの憎悪を否応なく駆り立てられるだろう。私も思いっきりアンチ・チャールズになってしまったから、ダイアナによる復讐劇な展開は溜飲が下がる想いだった。
エリザベス女王が崩御し、チャールズが王位継承した今、このシーズンをぶち込んで水を差すNetflixには脱帽だ。
鋭意撮影中と言う来シーズンではダイアナの事故が描かれるだろうから更に重そうだが、楽しみに待ちたい。
前シーズン配信後にチャールズ&カミラのTwitterアカウントが炎上してリプ欄閉鎖に追い込まれたが、今シーズン配信後どうなるだろうか…と、下世話な好奇心を刺激された。
◆旧アカウント @ClarenceHouse ⇨現在更新終了
◆新アカウント @RoyalFamily ⇨王位継承後新設されたが王室全般の情報発信用