Rocco

ザ・クラウン シーズン3のRoccoのレビュー・感想・評価

ザ・クラウン シーズン3(2018年製作のドラマ)
4.0
王室のメンバーも年をとり、キャストが総入れ替えになった。名前を見た時は気乗りがしなかったのに、オリビア・コールマン恐るべし。豊かなお腹周りとほっそりした足、スクリーンに映る姿はクイーンそのもの。ヘレナ・ボナム・カーターも、見る前はちょっと違うかもと思ったけれど、一旦見てしまうと前は誰だっけ?と思う位しっくりはまって驚き。まぁ、彼女位の年齢で、品格がありつつも性格がぶっ飛んでる役を演じられる女優さんは限られてるけれども。

シーズン3は政治ネタ、特に炭鉱事故とポンド切り下げ、首相との関係が印象に残った。ウェールズでの大惨事に泣けないクイーン。エジンバラ公は、アポロの月面着陸に絡めて失ったものの大きさを知る。彼の涙も印象的だった。チャールズが愛を貫いた伯父と連絡をとっていたことも、純愛引き裂かれたことも知らなかった。泣けなかったクイーンは、マーガレット王女が最後に大変なことになってようやく自然に涙があふれる。

シーズン4はいよいよダイアナが出てくるのかな。

なんでこんな素晴らしいドラマを見送ってたのか、もっと早く見ておけばよかった。

蛇足:エジンバラ公を演じたトビアス・メンジーズ、深みのある低い声がとても王室っぽい。
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