シーズン1,2から時を経てキャスト陣も年齢を重ねた人物に変更されたシーズン3.、最高に面白かった。
シーズン1,2ではエリザベスやフィリップがまだ若かったことから結婚生活のもつれや未熟さゆえの苦労が描かれていたけど、今シーズンでは子どもも大きくなり、エリザベス達も老いたからこその問題へと突入する。
かつて王室の中でトラブルを起こしていた者たちは落ち着き新たな世代の見本になろうと成長していく。
なんか後輩や子供が出来て自分が上の立場になると人は成長するんだというのを考えさせられた気がする。
息子チャールズがウェールズへの理解を深め、自分の考えを発信するも王室に反対され、カミラとの恋路も叔父達に渋られたりと問題の火種を作る。フィリップは王配として何も成し遂げられていないこと、中年やマチズモから来る危機感、そして疎遠だった母とも向き合う。マーガレットは何度挫けようとも幸せになる道を模索する。今までエリザベス中心に描かれていた物語だったが、今シーズンは彼女の家族にスポットライトが多く当たっていた。特にチャールズの不遇キャラは次シーズンで登場するダイアナのことを考えると良い伏線になったなと思う。
