ゆう

ロンドン・スパイ シーズン1のゆうのネタバレレビュー・内容・結末

ロンドン・スパイ シーズン1(2015年製作のドラマ)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

スパイものだけど、ラブストーリーだった。
それぞれ悲しみやさみしさを抱えている中で、出会えたことはよかったと感じた。

スコッティはダニーに寄り添って諭し、一緒に闘って、そこに想いがあったとしても素敵な関係だった。最初疑ってごめん…
「愛してるよ」とダニーが言うシーンはあったかい気持ちになった。

「愛する人を失った世界でどう生きるか」
「自分で答えを見つけろ」
「僕は知りたくない 忘れ方も生きる方法も」
私もそう思ってしまうなぁと苦しくなった。
ベン・ウィショーの繊細な悲しい演技が素晴らしい。泣くシーンや海辺にぽつんと座ってるシーンなど、本当に上手だと思う。

スパイの敵とみなした相手に対するやり方が怖すぎる。採血や薬、どこにいても安心できないし操られる人も悲しい。
恐怖や不安が一番人を縛り付けるというか、騙してまで人を従わせたり、それは悲しいなと思う。でもスパイはそうしないとやっていけないのかな。

アレックスの母親は理解に苦しむけれど、ラストはよかった。シャーロット・ランプリングさんの存在感。
そしてシャーロックのお兄ちゃんも出ていてびっくりした。

負け戦でも愛のために。
もう会えなくても、一緒にいた時間や愛はとても大きな力をくれると思う。
ゆう

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