よーすけカサブランカス

ラスト・キングダム シーズン1のよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

3.6
アサシンクリードヴァルハラ、ヴィンランドサガ、と連続してヴァイキングの世界に触れているけど、この作品でようやく七王国時代のノース人との戦いは宗教戦争だったのだと理解した。恐ろしく強いノース人にイングランドを侵略され続けることはこれまで信じてきたキリストへの信仰を揺るがせる。その中でアルフレッドは特に信心高い王として描かれる。幼い頃に洗礼を受けながらもデーン人に育てられたウートレッドは信仰の点で常に齟齬を感じる。面白かったのは最後そのウートレッドのデーン人的思考にアルフレッドが導かれ(神父までが皆殺しだと叫ぶ)、敵のグズルムが向こうの神が勝った、と自ら洗礼を受け、両勢力の信仰が接近するところ。