よーすけカサブランカスさんの映画レビュー・感想・評価

よーすけカサブランカス

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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.6

階級と格差の問題から麻薬、ギャングの物語をやったという点は真新しさを感じたけど、以降のミステリー仕立てっぽい展開はあまり響かなかった。マシュー・マコノヒーとチャーリー・ハナムがかなりセクシーだったのは>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.3

ただの現金輸送車襲撃だが異様に重く張り詰めた雰囲気で撮られている。劇伴含めて「ボーダーライン」が念頭にありそうな気がする。もちろん単にシリアスに撮ればいいわけではないのだが、第2のチャプターで暴力のス>>続きを読む

デンジャラス・プリズン ー牢獄の処刑人ー(2017年製作の映画)

3.7

ストーリーの肝は刑務所に入ってからなんだが、入るまでの経緯も端折らず、特に港でパートナーとのやり取りや警察との衝突もちゃんと面白く撮ってしまうのがS・クレイグ・ザラーのおかしくていいところ。
捕まって
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマン・アッセンブル!
エンドゲーム以来のお祭りだった。
トム・ホランド版スパイダーマンはシビルウォーの登場から子供であることが強調され、前二作はハイスクール・コメディに振り切る斬新さと親しみ
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.5

家庭のあるジョンウィックという感じだった。スターであるキアヌ・リーブスよりかはまだふつうのおじさん感のおるボブ・オデンカークだと感情移入しやすくなっていると言えるかもしれない。
家と家族が襲われたから
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

「帰ってきたヒトラー」のときもそうだったが、僕は描かれていることは普通に有り得ると思っているので笑うというよりはため息が出っぱなしだった。
女性大統領とその息子は単にメリル・ストリープとジョナ・ヒルの
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Dominion: Prequel to the Exorcist(原題)(2005年製作の映画)

3.3

とりあえずお蔵入りなのに配信してくれたU-NEXTに感謝。
一応前日譚ではあるが悪魔の性格がエクソシストとは結構違っている。前のはとにかく下品だったが、今作は上品で知的さすらある。
悪魔はメリン神父に
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.7

一番怖いのは首に注射されるシーンで、医者たちが雁首揃えて悪魔祓いを薦めるシーンの可笑しさもそうだが、医療に対する敵意がかななり目立つ。
リーガンに悪魔がつく過程は描かれないし(両親の別居という環境が闇
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.9

まずはあの渋い顔と渋い声のレイフ・ファインズを娯楽大作の主演に据えてくれたことに大いなる感謝を。終始カッコよかったし、最後のサーベル使いも編集があったのかもしれないが動きがかなりキレていて最高だった。>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

こんな人の命が軽い作品なかなかない。合衆国としては作戦が失敗して死んでもどうせ凶悪犯罪なので心は痛まないし賭けもやる。そんな爪弾き者たちの輝きと最後のラットキャッチャーの、この地は君たちのもの、という>>続きを読む

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

4.0

監督交代劇には監督自身の不幸もあったりで仕方なかったのだが、とりあえず世に出て良かったし、ジョス・ウェドンにはよくない話もあるがあんまり比べてやるのもなあ……という気もする。
そりゃ四時間あれば綿密に
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.6

神話になってしまったマトリックスを、続編を勝手に作られる前にパーソナルなものとして取り返す試みだった。
ネオがザイオンを救い人と機械に平和をもたらしたのは間違いないが、もう救世主がうとか預言がどうこう
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.5

リローデッドではトリニティかザイオンかの選択でトリニティを選んだが、今作では「選択」なしに二者択一が訪れトリニティは死ぬ。結果マトリックスをアップデートするアノマリーではなくザイオンにとってのマジモン>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

4.5

マトリックスシリーズはハリウッド映画にハマるきっかけになった映画なので特別な思いがあるのだが、十年ぶりに見ても相当面白かったのは思い出補正だけじゃないと確信した。
物語は至ってシンプル。ザイオンを選ぶ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.3

序盤から劇伴のノリに違和感があったり、家の中での追いかけ合い、留め金を作る場面の演出に遊びがあり過ぎたりして、ホラー映画として良いのかそれで、と思いながら観ていたのだが、結果すごい楽しい作品だった。>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

まず7000年に渡って人類を見守りながら今も流通している神話を創造したり歴史的事象の現場にいたりという伝奇SF的な設定が好みだった。エンドクレジットの壁画や土偶に紋章が入っていく映像も強引で良い。
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

単に女性に激しいアクションさせました、って感じではなく女性である以上どうしても技の熟練度合いに関係なく力では上回れてしまう、というのを織り込んだ、真にフェミニズム的なアクションムービーだと思った。ヤク>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

俺たちは俺たちの神話をやるんだ、という気概はすごく感じられた。序盤の無機質で重い質感の帝国の描写はブレードランナー2049で見られた好きな感じで良かった。ただ盛り上がったのは帝国の襲撃あたりまでで、そ>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

オープニングへの入り方が神懸っていたのは間違いない。そしてやはり海底へ沈んでいくボンド。
彼はブロフェルドに「君は抱いた女の顔も覚えてないのだろう?」と言われていたがそんなことはなく、ダニエル・クレイ
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.8

劇場公開時に見た時より全然いい印象だった。あのskyfallのあとということと全てを締めくくるようなタイトルにしたせいでかなりハードルを上げてしまったが。
2作連続でボンドと敵を兄弟に設定してしまうの
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.7

何から何まで異例づくしでここまで面白くて良いのかと逆に不安になる出来。今見ても。
オープニングがいつもの振り向きざまバン!ではなく狙撃の流れ弾で着水しながら、という不穏ぶり。からのアデルの名曲。影と戦
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.4

もう公開から15年が経っているが序盤のパルクールアクションは今もなお史上最高と言ってもいいと思う。
ヴィランのルシッフルは金預かって増やしてるだけのさほど極悪人でもない人だしMI6が彼の資金を断つため
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女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.3

ヘリ3台に載る戦力で簡単に破壊されるんかい、とかスペクター自らかける催眠がしょぼかったり思うところはある。アルプスでのスキー、ボブスレーを使った鬼ごっこ、レースに乱入は良かったが。
ボンドが結婚すると
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.4

単なるLAまでの「はじめてのおつかい」的な話に終わらず、脚本の何割かを消失したときに旅での経験を基に展開を書き直したのは良かった。それによって彼女はスタートレックを通して世界を理解し、自身と願望を表現>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

緊急通報司令室が舞台だとザ・コールと被るが(ハリウッドはさらにこれをリメイクする気らしいがどうするつもりなんだろう)、こっちは掛けてる側を映すような親切さは見せず司令室内だけで話を進める。実に豪胆。そ>>続きを読む

プライド&グローリー(2008年製作の映画)

3.9

起きてること自体は義弟とその部下があまりにアホすぎるが故の不祥事なのでそのアホさに目が行きがちだが、警察一家における家庭の空気感の描写に結構な気合いを感じた。(ギャヴィンオコナーだけじゃなくジョーカー>>続きを読む

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.2

田舎を超越した辺境が舞台なので若者にも選択肢と呼べるものはほぼなく、皆がロデオをやる。マッチョ文化そのものだがマッチョかどうかという問いすら存在しない。できなくなったらやめるだけである。
主人公はもう
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.6

序盤のバスの中でのアクションの骨太さにだいぶ驚いた。その後もマカオでのビルでのアクションも含め、中と外を縦横無尽に移動する様は爽快だった。
なのでテンリングスを使うようになってからは大味になってしまい
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

別にゾンビが消費社会における欲に際限のない消費者の象徴なんてのは今さらジャームッシュに言われなくてもだいたいみんな分かってるので、わさわざ直接言わんでもとは思った。
警察官2人だけはメタ視点に立つ役者
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.4

ザック・スナイダーといえばスローを使ったオープニングだが、今作でも文句なしだった。なんかちょっと長いなとは思ったがゾンビとの戦いをキャラ紹介まで交えてオープニング内で完結させてしまうんだからやはりその>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.2

ここまでヤクザを冷酷に扱った作品って他に思い当たらなくてヤクザ映画としても平成史としてもかなり際立っている作品だと思う。冒頭の私服のまま葬式に来た綾野剛の背中に時代を背負わせる象徴として西暦のテロップ>>続きを読む

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.2

短ければいいというわけではないが、100分という時間に必要最低限のみの情報と物語のみが注ぎ込まれていてかなりソリッドな作品だった。中でも山道の上から車の情報を特定するシーンでその手法だけを描き、親子の>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.6

基本フォーホースメンがマジックで捜査機関を出し抜くだけの話なんだが、半分マジックショーを見てる感覚で観れるので退屈はしない。ジャックが逃げる際のアクションは見応えがあった。

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.4

シャーリーズ・セロンの黒髪ショートといえばイーオンフラックスを思い出す。ゴリゴリのアクションかと思いきや不死を得てしまったがゆえの孤独の描写に重きが置かれる。あらゆる戦闘法は長すぎる経験によって熟知し>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.9

抗争の昭和は終わり、ヤクザもビジネスの時代というのは結果アウトレイジに帰ってきた感はあったが、それを壊すシリアルキラーをぶち込むことでスリラー映画に昇華されていた。
極道は石ころのようなもの、という上
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.7

エイリアンには繁殖、征服といった何となくの意図は人間から語られるが意思疎通は図れないし、劇中ではあくまであの家がある森の中だけで征服は終わるため、家族ドラマであるという見方もできる。普通に見えるがひと>>続きを読む

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