よーすけカサブランカス

THE CURSE/ザ・カースのよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

THE CURSE/ザ・カース(2023年製作のドラマ)
4.3
いわゆる意識高い系(向こうではwoke)の嫌なところを絶妙に描いたホームコメディが終盤までは続く。自分が一番良いことをしてると思ってる奴と自分が一番面白いと思ってる奴のすることは本当に救いがない。その癖金のことしか頭にない。
中盤から夫婦に不和が生じてホイットニーがwokeからの目覚めの予感を見せるのだが、アッシャーが自らすべてをさらけ出すことで切り抜ける。ように見えるのだが、E7ラストの「みんなのホイットニー」から逃れられなくなったことに戸惑うようなエマ・ストーンの絶妙な表情がとてつもなく嫌な予感にさせる。
そして最終話はとにかく度肝を抜かれた。
分かりやすく、生まれる赤子とアッシャーが重ねられている。今までアッシャーはホイットニーの胎内にいたに過ぎない、かのように。
でも、思いついても実際やるか!?