これはちょっと…
扱うテーマがテーマだけからか最初に出現者自らが視聴者に呼びかける。
"悩んでいる人がいれば相談してほしい"と
こんなドラマは中々なかったと思う。少なくとも僕が観た中では初めてかもしれない、
このメッセージは本作がフィクションでありながら現実社会に根ざした問題を描いている事を端的に表している。
本作はカセットテープという要素でミステリ形式になっていて一応のエンタメ性を持っているがとにかくものっ凄く重々しいくてくらい
舞台がアメリカの高校だから絵は多少華やかだったりするんだけど、突き刺さるような繊細な描写がすごく刺さりました。
正直、アメリカの高校生というのが物語にとってすごく重要な要素なので、まるで自分の事のように思う事はありませんでしたが人間関係の中にある危うさみたいなものはよく描けていてすごく良かったと思います。これ是非とも日本の高校生バージョンも見てみたいです。
リアルな問題に対しての誠実さと連続ドラマとしてのエンタメ性を同居させたティーンエイジャードラマの新たな傑作だとおもいます。