このレビューはネタバレを含みます
シーズン3は「13の理由」のスピンオフみたいな感覚。正直シーズン2で終わってよかったかも。でもアフタートークを観て、誰かと語ったり、被害者が誰かに打ち明けるきっかけになるなら、意義があるのかな？
私は周りにこの作品を鑑賞した人がいなくて語れないので、ここに記録。
いや〜…感情言葉に表すの難しすぎる。
"ブライスやモンゴメリーは地獄行き"なんてシーズン2でレビューしてしまったもんだから、2人とも亡くなってしまって複雑すぎる。許されることではないけど、生きてて欲しかったって思うのは私が被害者じゃないからなんだろうな。ブライスが更生しよう変わろうと努力する姿を見て、素直に応援したいと思ったけど、果たしてそれが許されるのか？みたいな苦しさ。
ブライスがお母さんになったつもりで書いた手紙がすごく印象的で、やっぱり家庭環境って人格形成への影響が大きいんだなって。そりゃ家と学校の2つの世界で生きてるのが10代だもんね。モンゴメリーの虐待も同様で。そう思うと10代の子供である彼らだけを責めるのもなんか違って、ブライスの母親は息子が殺されてるから当然被害者なんだけど、元はと言えば加害者の母親なわけで。とにかく複雑。
初登場のアニが本当に一貫して好きじゃなかったのと、ジャスティンとアレックスを振り回すジェシカが理解できなくて嫌いになったのと、各生徒に言いたいこと思うことたくさんあるけど、シーズン3は何よりもタイラー！！よく頑張ったねって抱きしめてあげたい気持ちになった。
タイラーがクレイに被害を打ち明けて、抱きしめられるシーンすごくよかった。一人で抱えて辛かったよね…トラウマでトイレ行けなくて毎日辛かったよね…強くなったよタイラー。
13話のモネズカフェで披露されたタイラーの撮った写真は10代のキラキラした青春が詰まっていて、みんなの表情ひとつでタイラーが愛情込めてシャッター切ったんだなっていうのが伝わってきた。しかし、みんな何をそんないい表情で眺めてるの？今は亡きモンゴメリーにブライス殺人の罪を被せておいて、悠長に「素敵な写真だな」じゃないのよ。負の感情で繋がれた関係ってきっとすごく強固で気持ち悪い。秘密を共有する仲間は仲間ではないよ。
大人たち〜しっかりしてくれ〜！
食卓囲って神様にお願いしてる場合じゃない！
これからシーズン4に入るけど、ジェフ・ハンナ・ブライス・モンゴメリーがすでにこの世にいないわけで、もうこれ以上何も起きないことを願いたい。
