あられちゃん

人間・失格〜たとえばぼくが死んだらのあられちゃんのレビュー・感想・評価

4.7
「何かがボクを殺そうとしている。それはきっと、人間じゃない。
けど、心配いらないよ。ボクはいざとなれば助けてもらえるんだ。ボクを愛し、信じて、包んでくれる、あの優しくて大きな…大きな波に。」

真面目で、真っ直ぐで、情に熱い、優しい父ちゃん。誠の大好きな父ちゃん。
どんな目に遭ったって父ちゃんの教えは守り抜く誠の姿に目を腫らして泣いた。

このナレーションが入るときの誠の状況と父ちゃんの間違いに涙枯れました。

ずっしり重い内容やけど、何度も観てます。

こういうドラマこそいつの時代の子どもにも、大人にも、観てもらいたい。何かを感じてほしい。

イジメは中々無くならない。どこにでも存在する。でもその中で、自分がどう立ち回るのかそこの信念だけは守っていきたい。
「助けられなくても同調はしない」「最悪を覚悟して助ける」どんな形でも、自分を守るための選択ではなく、自分の信念を守る選択をしたい。

鈍感でダメダメな新米教師の最後の言葉は、最後までポンコツだった新米教師だけれど…とても綺麗な言葉でした。

あー…重い!!!さすがに重すぎる。けど観てほしい。