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THIS IS US/ディス・イズ・アス シーズン4のdramanoteのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャック&レベッカ+三つ子を軸にした物語。この夫婦の子供たち、親、子供たちが成長した「未来」。時間軸がバラバラに描かれているけどどの家族のストーリーにも笑ったり泣いたり心が締め付けられたり。本当に大好きなドラマ。

今Season4を見ています。
お父さんジャックが好きすぎて、ミゲルのことを受け入れられずにいたけれど、S4ではそんなミゲルとジャックの出会いが描かれていました。ミゲル・・・ジャックを全力で守ってくれていたんですね。ありがとう。私、ミゲルも大好きになりました。

ジャックとレベッカを軸に描かれる家族。父、、子、孫、親子の愛。兄弟愛。夫婦愛。無償の愛。年を重ねるということ。誰にも汚されたくない大切な思い出。

光と影。Sorryという言葉の使い方、 感謝祭、スターウォーズ、タイムカプセル。
子供のころ夢中になったカードゲーム。やっと手に入れたお宝カード。大人になって同じカードを2ドルで買う。どこにでもありそうな身近な思い出。

レベッカ、そしてケイト、受け継がれた音楽の才能。
いつかリトルジャック含めて3人のセッションが見たい。

親から子への、強い、深い、尊い愛。
そんな愛に、親がいなくなってから気づく子。

戦争。思春期を迎えた我が子、親の死、配偶者の死、親から捨てられた子。それぞれが抱えるコンプレックス。

人種差別、貧富の差、依存症、同性愛、夫婦の溝、子の障がい。
残された者の想い。後悔。命。自分と向き合うということ。

家族の歴史。「親」が「子」を思う気持ち。
たとえ血がつながっていないとしても、記憶の繋がりはもっと強くて、親となった子は迷いながら親として成長していく。あの時の父や母の想いを思い起こしながら。

ジャックの願いを受け継ぐ、白髪になったケヴィン。

ランダルの、あの時こうしていれば、父は死ななかったのではという後悔は心の奥深くにずっと残されている。自分は手のかからない子でいなければならない、とジャックから言われたことをずっと覚えていたからこそ簡単に人に相談できない。そして今度こそは自分が母を救わなければという思い。

ピアソン・ファミリーファンとなってしまった視聴者は身近にその問題一つ一つに共感し、一緒に悩み、悲しみ、一歩前進した時には一緒に喜んでいる。一つの事実をそれぞれの視点から描くとまた違ったシーンが見えてくる。その分感情移入してしまう。あぁ、今ジャックはこんな気持ちなんだな、と父親の想いまで理解してしまう。何気ないシーンに胸が熱くなる。

人生に起こりえる様々な出来事が描かれているんです。ドラマだけどドラマじゃない。同じ境遇じゃなくても、誰にでも、どこかしら共感してしまうシーンがあるんじゃないかな。

両親が生きているときにもっと話せば良かった。
自分の子供にもこんな風に話したい。
レベッカのように強くて優しい母でありたい。いつまでも子の幸せを願い、強い自分でいたい。でもいつかは子に迷惑をかけてしまう自分になってしまうのかな。子の負担にはなりたくないな。

見るたびに語りたくなるドラマ。
いつもはテレビや配信サービスでドラマを楽しんでいますが、この作品に関してはいつかじっくり見直したいから手元にいつまでも置いておきたく、シーズン1~シーズン3のDVDを購入しました。10年後はまた違った思いで見ているかもしれない。そして、我が子に残したい。
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