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コールドケース/コールドケース 迷宮事件簿 シーズン7のnekoyashikiのレビュー・感想・評価

4.5
AXNで連日2話ずつ放送していたのを全話は見られてないが、昨日最終話まで視聴。

随分前にこのドラマを1話だけ観たことがあったが、
テーマ音楽が陰鬱だったり、アメリカの社会風俗や音楽にもあまり馴染みがないこともあって
興味がわかなかったが、吉田羊主演の日本版リメイクを見てシナリオの出来の良さに感心して
AXNで毎日放送されてるのを見るようになった。

ドラマの舞台になるフィラデルフィアはニューヨークとワシントンD.C.の中間に位置する
東海岸ではニューヨークに次ぐ大都市で建国以来の古い歴史と文化と音楽の街とのこと。
神戸市と姉妹都市提携しているが、横浜市にも近いのかもしれない
(日本版では神奈川県が舞台になっている)。

このドラマの犯人はついカッとなって被害者を殺してしまったパターンが多く、
ややマンネリ気味になっていたが、
最終シーズンは少し趣向を変えて意外な犯人、シリアルキラー、警察関係者やリリーや同僚の家族や知人絡みの事件が終盤になって釣瓶撃ちで発生します。

リリーがFBI捜査官に転身するかのような新シリーズを示唆するシーンも有りましたが、
シーズン7で打ち切りとなったようです。

シリーズを通しての感想は地味なドラマだけど、
しっかり見ればアメリカの歴史や社会風俗も垣間見れて面白いドラマです。
WOWOWがリメイクしたのも納得できます。
オリジナル版の方が45分の尺の中でテンポ良く関係者の証言があり、
刑事役もちゃんと役作りが出来ていると思います
(日本版の方はスタッフが実際の警察官のことをよく知らないのか、
刑事はこういう時こんな態度じゃないだろうとか、
こんなこと言わないだろうというシーンがあったり、
役者によっては刑事らしさがいまいち感じられない人がいる)。
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