へんさち

その時、ハートは盗まれたのへんさちのネタバレレビュー・内容・結末

その時、ハートは盗まれた(1992年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

見てうちに早紀の心の変化が見受けられて号泣しました。初見の序章と最後まで見終わったあとの序章の感じ方がぐるりと変わり大変面白かったです。
初見では、「早紀…馴染めない、協調性が無い子」という認識がありましたが見ていくにつれ、本当は心の奥底に傷付いた愛が眠っており、愛することへの恐怖感、愛されることに対して臆病になっていると受け取ることが出来ました。
本当の"愛"を見付けてからの早紀の心情、表情の変化が切なく、どうしようもない気持ちになります。
母親からの愛が乏しい、回想シーンで「私だけを見てよ!」と感情を露わにする箇所、本当はとても愛に飢えた子で、裕子からの愛が怖かったんだと考えました。裏切られることへの恐怖、そして、自分も愛しているからこそ、自分の心が崩れる恐怖、色々なことが脳裏に過ぎり大変面白い作品です。
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