このレビューはネタバレを含みます
どのエピソードもすごいけど、最終話はぶっ飛んで衝撃的で、あまりの凄まじさに体調が悪くなってしまった。
最終話で一気にいろんなことが明かされるからちゃんと見ていても理解できてなくて、そのあと考えているといろんなことが繋がって腑に落ちてくる感じ、こんなにすごいのは今まで体験したことがない。
探していたメイズの中心は、場所なんかじゃなく心のことだった。
ホストは毎日のループを過ごす中で意識が芽生えるが、記憶とともに意識を消去され、何事もなかったかのように以前の毎日をループする。35年にも及ぶこの一連の地獄のようなループの中で、それでも残った記憶を頼りに意識を深く内側に掘り下げた先、
そこがメイズの中心であり自分は何者であるかという問いの答えで、そこに到達するということは自分の意志で行動ができるということ。
どうしてアーノルドはあの出来事を思い出してほしかったのか?フォードがアーノルドと同じ末路を辿ったのはどういう意味があるのか?
ロボットだから何十年経とうと姿が変わらないことを利用した時間軸のトリックには度肝を抜かれた。あの二人が同一人物だったなんて恐ろしいし虚しくなってしまう。
ゾッとしてしまった。
人間とロボットの違いは何か?
ブレードランナーに攻殻機動隊に、立て続けにこんなテーマの作品をみて頭がおかしくなりそう。
ラスト、人間に管理された世界から逃げ出したアンドロイドは新しい世界で何をするのか?いわばエクスマキナの続きの一つの答えがわかるはず。s2が楽しみ。