パプア大西くん

ウエストワールド<ファースト・シーズン>のパプア大西くんのレビュー・感想・評価

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自分は何者か、どうありたいのか
ふと考えることがある

今日までの歩みや
明日からの展望は
はたして本当に自分自身の選択なのか
はたまた誰かの筋書きなのでは
あるいはもっと大きな力がはたらいて
突き動かされているだけなのでは
それは運命というものなのか
神か仏の仕業なのか
わからないけど…

大事な決断もささやかな衝動も
本当に自分の意思なのか
わからなくなる時がある
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マイケル・クライトンの同名作品が
原作のドラマシリーズ
のちに「ジュラシック・パーク」を
生み出したひと

原作の映画はみたことないから
最初は設定勝ちじゃんもう、おもしろすぎ
JJエイブラムス×Jノーランすごい
アンソニーホプキンスうううとか
はしゃいじゃってたけど
やばい、眠れなくなった

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ばかでかい西部劇のテーマパークがあり
そこには人間とも区別がつかない
AIロボットがたくさんいて
ホストとして客であるゲストたちをもてなす
客は銃で撃ち殺したり、気に入った人と
セックスしたり、好き放題にできる
ロボットは人を傷つけないように
プログラムされているから
ゲストはこれでもかと非日常をたのしむ

ホストたちは同じ生活やセリフを繰り返す
RPGのモブキャラみたいに
話しかける相手や助ける相手によって
物語が変化する

このドラマはそんなモブキャラたちが
ループしている自分たち自身に
気づき、自己を探しはじめる物語

物語が進むにつれて
おもしろすぎて興奮するのだけど
どうじにすこし怖気つく
「やべ、これ自分もロボットと
かわんないのでは…」って

家族とか仕事とか恋人とか
経済がどうとか世界がどうとか
なんかわかったふりして
わかんないまま大きな渦の中で
時間だけがすぎていく感じ

どこまでが本当の自分の意思で
どこからが抗えない流れに従ってるのか
さだかではない

年を重ねるごとに1年が短く思える
ループしていて新鮮味がない
やべ、〝酷い世界〟に自分もいる…
と、気づけたならチャンス
迷路を抜け、次のステージへ
そう思うと、あたまがすっきりして
なんでもできそうな気がしてきた

ロボットと違うのは
リセットがきかないところ
自問自答をくりかえして
みつけた答えを握りしめながら
まだ見ぬ明日へ
エスケープしたくなりました

そう思うと、地の果てでも
いけそうな気がする

おもしろすぎて1日つぶれた
さて、エピソード2へ。いざ!

PS
ぼくだったら最初の娼館で
すぐ2階に行って寝てたとおもいます