終始一貫してダラダラと始まり、ダラダラと終わる。怠惰な演出がよりリアリティを強調してるように思えた。
ラッパーというスター性、バイオレンスでスキャンダラスな日常など、皆が持ってるイメージとは裏腹に、彼らの日常はとってもシュールで思っていたよりも平凡なんだなと受け止めた視聴者は少なくないだろう。
自分はむしろ、主要キャラクターにより親しみやすい印象を受けた。
特に黒人目線で見ると、日常もこういう風に映るのかといった具合に、彼らに対する否定的な念を物凄く再現できていたと思う。
人種問わず自分らの周りは何故こんなにも冷たく感じてしまうのか、成り上がりや半人前を嘲笑しつつも、人気者には敵わないといったような手の平返しの矛盾が、かえってシュールな笑いと共感を生む。
その辺の演出も含めて、日米合作青春モノコメディといった感じだろうか。
アトランタ版あるあるだと思えば、のめり込みやすい作品かと思われます
