セントラルパークで起きた強姦殺人未遂事件。その時間に現場に居合わせた黒人少年5人が逮捕される。彼らは面識もなく事件に全く関係ない子供たちだったが、"黒人"だというだけで不当な尋問を受け、嘘の供述を強要される。
実際にあった事件をNetflix制作でドラマ化。全4話完結だが、どのパートもとても重苦しく拷問のように長く感じる。特にE4のコーリーワイズのパートは凄まじかった。
彼らが不当に奪われた少年期から青年期。その間に家族のあり方も変わり、街も変わり、いつまでも犯罪者というレッテルを背負い続ける。"あの日公園にいなければ…"何度思ったことだろう。
これが1989年という、たった30年前に起きたことだなんて信じられない。社会のうねりや圧倒的権力にぶち当たった時、一体どうすることが正解なんだろうか…。