制度的人種差別について書かれた記事を読んだ。黒人が黒人として生まれただけで不利になる社会構造が、今もなお存在しているという。優位な立場の人間はこの構造に気づかず、社会的弱者をステレオタイプのイメージで判断する。
まさにこの事件はその一例にすぎないのだと思うし、ジョージ・フロイド氏の事件も同じことかもしれない。
当時16歳以下の少年たちにありもしない自白を強制し、真実を都合の良い物語へとねじ曲げたことは大きな問題で、その行為が彼らのさまざまな権利を奪った。
その不当な扱いを受けた彼らに、当時新聞広告記事で死刑を求刑した人物が現アメリカ大統領という信じがたい現実や、世界中に拡大しているBLM運動から、こうした人種差別問題に対し当事者以外の人間も本気で向き合い、考えなければならないと感じる。
