KHinoji

サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻のKHinojiのレビュー・感想・評価

3.8
小説シリーズが原作の実写TVドラマ化。
テレ東(地上波)の放送終了直前の超深夜の時間帯に放送してたので録画で見ることも多かったです。なんでこんな時間帯に?と思ったら、もともとはBSでのドラマ化作品、私が見たのは、地上波での再放送でした。

主人公(栗山千明)の女性取調べ捜査官が、行動心理学という特殊な方法を活用して毎回事件を解決していくドラマ、全10回。
行動心理学と言われても意味不明ですが、脳の反応でほんのちょっとの肉体の動き(0.2秒のマイクロジェスチャー)が現れることから、相手が言っていることの真/偽などを見抜く能力があるって設定。いわば人間嘘発見器ですね。いわゆるメンタリズムの手法の一つでもあるんでしょうかね?

しかし、この能力があれば捜査なんて楽勝なはず。そんな一方的なチョロいストーリーでは面白い連ドラになるわけがないのです。というわけで、人間嘘発見器の能力を単純に利用しただけでは解決しないような変則的な事件が毎回次々と起こっていくことになります! そのアイデアはなかなかでした。(ドラマというよりは原作自体が秀逸なのでしょうが)

ドラマの作り自体は、結構なおふざけラブコメ風味になっています。有能な女性主人公と後輩のまだまだ若造の巡査の凸凹コンビがお互いをディスりながら(まぁ男の若者が負けるのが定番だけど)進んで行きます。毎回ラストには、2人が居酒屋で反省会のオチが付いています。
また、各話の終盤には視聴者に向かって、このトリックわかりましたか?と問いかけて謎掛けストーリーの形式を強調するという、過剰演出になっています。
題材から一見シリアスなだけのドラマかと思ってしまいますが、むしろおふざけコメディの要素が強いドラマです。

なので、マジメな推理劇を期待しているとズッコケますが、コメディだと理解して楽しみましょう。

私は、程よい謎解き設定+おふざけ感が気に入って、毎回楽しみに見ることが出来ました。

(2019/3 TV地上波での放送/録画にて、全10回)