セリー

シャーロック・ホームズの冒険のセリーのレビュー・感想・評価

3.5
1984年から1994年まで10年間に渡って放送された伝説のグラナダ版。こちらは原作に忠実に丁寧に描かれていてシャーロック・ホームズといったら、ジェレミーのシャーロックを想像する人が多いと思います。(日本ではNHKが放送しました)
ヴィクトリア朝のホームズとワトソン、そしてこのオープニング…無条件にワクワクします。
ベイカー街はもちろん、その他のお城や馬車、衣装、小道具までも素晴らしくて今見ても色あせる事はありません。

個人的に印象深いのはやっぱり、1話「ボヘミアの醜聞」まさにシャーロックがここにいる!という感動がすごい。
あとは、踊る人形(2話)、美しき自転車(4話)、赤髪連盟(12話・モリアーティが登場)、最後の事件(13話・ワトソン役の俳優がこれ以降変更)、四人の署名(21話・長編)、あたりが印象的で好きな話です。
特に最後の事件の、シャーロックとモリアーティがライヘンバッハの滝で死闘を繰り広げるシーンは圧巻。この後に空き家の怪事件(14話)が続きます。

ジェレミーの晩年は心臓病の薬を服用していて、その副作用でふくよかになっていったらしいのですが、そんな話を聞くと役者人生をかけて演じてくれたんだと胸が熱くなります。

Elementary, my dear Watson
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