特殊部隊の映画やドラマにかぎらないけど、登場人物に人間味があるところがいい。ダメなとこ、弱いところ、自分勝手なエゴや、迷いも含めてもがき苦しみ、時には自分をごまかし、前にすすもうとしている。そしていざというときは必死で仕事をする。
日本のドラマは、こんなやつおらんやろみたいな、現実離れした天然キャラや底なしに優しい人や、理解があって器の大きな奥さんがでてきたり、そして、悪くてずるい奴はとことん嫌なやつで、その差がまた幼稚に感じて。とにかくリヤリティがなくそのせいで浅く感じる。
戦争や軍隊、特殊部隊、CIAのドラマが映画がすきなのは、極限の状態、家族と仕事の葛藤、自分の信じる正義感や人を殺すことの罪悪感、任務への責任感。こんな想像も絶する生活の中で、人間の内面、命について考えるヒントがもらえるからなのかも。