アシタマニアーナ

ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウスのアシタマニアーナのレビュー・感想・評価

5.0
『真夜中のミサ』に衝撃を受けた流れで同監督の過去作『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』を全話見た。2018年にスルーしていた自分の目の節穴かげんにがっかり!な傑作で今回も唸ってしまった。何度となく台詞に出るや『修復』がテーマで、幽霊屋敷により引き裂かれた家族の縁が修復されるまでを描くのだが、これが一筋縄で行かず編集マジックで時間・時空のねじれ現象を見事に描いて見せたり、第五話「首折れ女」のラストの演出は仰天したしで、生と死、夢と現実、過去・現在・未来が入り乱れる見所だらけの10話だった。愛も恐怖も人間に起こす現象としてはほぼ同一と捉える見解もまー面白い。マイク・フラナガン監督やばい。