《前作超えでは無い気もするが、それでもゾクゾクする醜さ 笑》
【特に好きだった点】
・Aトレインやディープの＂小物コンビ＂は今回も身近な醜さが絶妙に描かれていて好き。ディープの置かれる立場はどのシーズンも面白い。
・キミコの＂本来の憧れ＂に焦点を当てた事も新鮮。過去１でフレンチーとの仲が微笑ましい。
・いい顔しいのホームランダーが国民への媚び売りを辞めても、一部の国民から支持されているという事も面白い。無敵のホームランダー誕生。ただ、過激な彼を指示している＂白人層＂をちょっと掘り下げて欲しかった。
【ただ、】
今回の物語の中心にいるソルジャーボーイ。衝撃の真実もあったが、シーズン2で同様のポジションにいたストームフロントと比べてしまうと、前回の彼女の方がインパクトがデカかった。
エピソードのひとつひとつを取っても前回の方がすきだった。
【総括】
自分にとって今シーズンはシーズン1、2を超えはしなかったが、それでも傑作レベルに面白く、＂心をくすぐられる醜さ＂は今回も健在だった。
今回は、憎き能力者に対抗するために能力者にならないといけないという矛盾を抱えたブッチャーがリスクを負い、遂に最終章へのバトンが渡され、「完結作への序章」という印象が強かった。今から次のシーズンが待ち遠しい。
