HicKさんの映画レビュー・感想・評価

HicK

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ウォンテッド(2008年製作の映画)

3.7

《人生のスパルタ教科書》
〜必要とされる人材へ〜

【キャスト】
若きマカヴォイいいねー。今や「X-MEN」がハマり役だけど今作は若造と言った感じ。一方、アンジェリーナはちょっとこの役ではもったいない
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.2

《ちっささが最高なタイムトラベル》

【好きな身近さ】
タイムトラベルがテーマながら、いい地味さ。いい親近感、いい小笑い感。なのでずっと地味ぃ〜に好きだった作品。一般的なSF大作での"タイム理論を説明
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KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(2016年製作の映画)

3.4

《賞賛レベルの技術。だからもったいない》

【完全プレイヤー向け】
今作は「ファイナルファンタジーXV」のゲーム本編販売前に公開された作品であり、エピソード0にあたる内容なので、完全にプレイヤー向け。
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ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(2004年製作の映画)

3.3

《集え、厨二病患者》
〜祝・FF7リバース発売〜

【監督らしさ】
野村哲也氏らしい「"何でもあり"が難解さを呼ぶ」ようなストーリー。だけど今作はまだスピリチュアルな要素を"そういうもの"と飲み込めば
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

《バットマンとジョーカー》

【事実は奇なり】
実話だって。すごいなぁ。うまく行きすぎて、登場人物全員が天然キャラに見えてくる笑。教師から始まり、パイロット、ドクター、弁護士…。こんなにうまくいくのか
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バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.0

《ここまで長かったな》

【Good】
今回は原点回帰みたいな密室ホラー要素だった。ラスボスのダンジョンのように仕掛けが設けてあり、テレビゲームのよう。久々に「不思議の国のアリス」オマージュも。

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バイオハザードV リトリビューション(2012年製作の映画)

2.8

《謎》

【Bad】
全てが謎。登場人物の背景を全く説明しない不親切さ。情報が少なすぎて。クローンとして再登場した俳優たちもなんかかわいそう。

そして、やっぱりストーリーが進まない。

【総括】
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バイオハザード IV アフターライフ(2010年製作の映画)

3.0

《薄めの内容も、撮影技術に☆》

【SF】
前作に比べ、ストーリーが動いている感はある。それでもやっぱり遅めかな。そして今作からは、ホラー路線以上に完全なSF作品になっているような気がする。音楽もホラ
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バイオハザード III(2007年製作の映画)

2.6

《進まないストーリー》

【Bad】
実質、アリスに関してのストーリーは全くと言って良いほど進んでない。かと言って、ファイトシーンや見せ場が格段に増えたかと言うとそうでもない。ずっと砂漠でウロウロし
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バイオハザード II アポカリプス(2004年製作の映画)

3.2

《エンタメ性が増した第2弾》

【エンタメ色】
前作と比べ、ホラー要素を超えたエンタメ要素が加わった印象。アリスの戦闘シーンなど映画的「絵」になるカットが多く「どうだ!」と言わんばかりのスタイリッシュ
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バイオハザード(2002年製作の映画)

3.2

《ミラがカッコいい》

【Good】
「不思議の国のアリス」のオマージュがいい。何も知らない所に迷い込み、徐々に自分を取り戻していく姿が面白い。ミラ・ジョボビッチがカッコよく、美しい。

【?】
全て
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.8

《大人たちの戦いが熱い》

【社長】
タイヤが外れ死傷者を出した運送会社。その社長である主人公。誰に過失があるのか、被害者の為に真実を明らかにしたい。無実を証明し、従業員とその家族を守りたい。さらには
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少林少女(2008年製作の映画)

2.4

【盛大な安さ】

【残念】
悪い意味でアニメの世界をそのまま持ってきてしまったかのような演出。記号化した登場人物と中身の少ないセリフ内容。各々の背景は薄っぺらく、目的もあやふや。よって演技が安っぽくな
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シンデレラ(2015年製作の映画)

4.1

《手堅い。間違いない》

【良いリメイク】
主人公エラの不遇な状況がさらに過酷に伝わってくる実写リメイク。彼女のバッググラウンドを掘り下げ、よりキャラクターとしての解像度が高くなった。リリー・ジェーム
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シンデレラ(1950年製作の映画)

3.8

《忍耐+献身+謙虚+優しさ=強い》

・終戦後初の長編。これでディズニーは業績不振から脱却したらしい。

・耐え忍ぶ。女性が自ら運命を切り拓けなかった時代に、『「優しさ」さえ忘れなければいつか報われる
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HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

4.6

《オスカーに値する犬》
〜My犬映画No.1〜

【ハチ役のいぬ】
1時間30分。シンプルな物語。なのに感動。それも犬の"演技"が素晴らしいから。何も語らない犬。だけど表情で色々想像させられる。特に晩
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.2

《"ファスト映画"》

【入れ替わり】
入れ替わりながらの戦闘が新鮮。そこからコメディー要素も生まれれば、起死回生のチャンスになったり、思わぬアクシデントも呼ぶ。アイディア賞をあげたい。

【スキップ
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.9

【捉え直したTMNT】

【社会の除け者】
タートルズと養父スプリンター、高校生のエイプリル、そして敵対するミュータントたちは全員が「除け者同士」という繋がり。面白い。イジメ、差別や偏見、共存か復讐か
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.7

《魅力溢れるもリメイクに似た続編》

【オルタネイティブ】
親や子供、彼らを取り巻く人物たちの立場、そしてそれぞれのシーンが持つ"色"も前作と非常に似ている。続編というよりも別バージョンという印象を受
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.3

《Mr.バンクスを救え!》

【新しい時代、新しい家族】
序曲から掴まれる。シャーマン兄弟による最高の楽曲と共に描かれる「新たな時代の家族」。厳格な父と新たな女性像を目指し活動する母。新しい時代の理想
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ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

4.5

《原作者vs映画製作者》
〜思い出を守る孤独な戦い〜

【はじめに】
ちょうどYahooレビューから今作のレビューをこっちに引越しさせようと思った時に飛び込んできた「セクシー田中さん」の悲報。今作や三
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.3

《マイナス デルトロ》

【雰囲気】
ダークな前作から一変、キャラ付けも相まってかポップでコメディーチックな雰囲気。前作はロボ(イェーガー)を動かす事に焦点を当てていたが、今回はストレートに人物に焦点
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.0

《ヲタク愛》

【オタク魂】
怪獣を名付ける、人力ロボット、技を叫ぶ、などなど古典的な演出がオタク心をくすぐる。特撮系に愛を感じる作品。「エルボー・ロケット」、テンション上がる。

【ロボットは手動式
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

《悔しいです》

【転生テーマ】
「悔しい。卑怯だ」。劇場鑑賞時の感想。『転生を繰り返す=何度も死が訪れる』訳で…。予告から題材は分かってはいたが。ストーリー以上に"その場面"が繰り返される度に涙。作
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

《醜と美。ギャップで繋がる貧困富裕》

【醜と美】
全体を通して、「泥臭い物語」と全体に流れる「上品なクラシック調楽曲」のギャップに演出上の皮肉・ブラックユーモアを感じ、かなり印象的な作風だった。立ち
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.2

《温かい》

【ドリス&フィリップ】
ドリスの成長物語かと思ってたら、成長するどころか始めからめちゃくちゃ良いやつ。フィリップを要介護者ではなく友達として見れる温かい人物だった。フィリップもドリスを拒
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

4.0

《I could spend my life in this sweet "I Don't Want to Miss a Thing".》

【前半後半】
前半部分は人物紹介と状況/背景説明。シャトル
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阿修羅のごとく(2003年製作の映画)

4.0

《最強メンツが送る修羅場エンタメ》

【阿修羅の修羅場】
女たちの生態を描きながら修羅場のオンパレード。4姉妹と親それぞれにストーリーを持たせ、なかばオムニバスのように同時進行していくので見ていて飽き
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CAT'S EYE キャッツ・アイ(1997年製作の映画)

2.5

《誰向け?》

【作風】
90年代「バットマン」シリーズをオマージュしたような世界観。たぶんティム・バートン版のキャットウーマンにインスパイアされたんだと思う。試みは面白かった。バットマンのファンだっ
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.5

《90年代爽やかスポ根》

【役者】
本木雅弘はいつの時代もイケメンだなぁ。演技もいい。竹中直人が少しふっくらしているのもビックリ。ただ正直、その2人以外の演技はそんなに上手くもないような…。それか、
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.3

《楽しめたが、フワフワしてる》

【Good】
評判よりは楽しめた。そりゃ前作のMIB3には勝てないし、1と2よりもインパクトはないけど…。とにかく、テッサ・トンプソンが良かった。頭が良く好奇心から生
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.8

《面白い着眼点》

【良いつかみ】
閉鎖的な空間:家。それを"生き物"にした事でアトラクション映えするようなワクワク感・賑やかさを感じて楽しかった。個性豊かな"ギフト"も面白い。

【テーマ】
今作は
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.3

《暗闇の中の光》

【アンディ】
優しさは時に利用しやすい。アンディの信念は受刑者たちの教養の場を整えたが、刑務官の悪行にも力を貸してしまう結果に。悲しい事に「真面目な奴がバカを見る」展開。親しい人物
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.3

《田舎のユートピア。…》

【総括】
恋をした初々しい描写から人間の醜い部分までを表現する脚本・演出・演技に度肝を抜かれた。フェネル監督とバリー・コーガンの魅力・実力が光る作品。

以下ネタバレ↓
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信長協奏曲(2015年製作の映画)

3.6

《条件内で健闘》

【過程の面白さ】
ドラマでは主人公が歴史を変えそうなほどの奇抜な行動を起こしつつも「何をやっても結局史実通りに進んでいく」っていう面白さがあった。

結末を誰もが知っているっていう
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.9

《身近なテーマが魅力だと思ったのに》

【1番の魅力】
北川景子って天才的なホラーの才能がある。

【想像と違った】
原作を読んで無いので物語が想像と違い、個人的にはがっかりした。もっと身近な"プライ
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