HicKさんの映画レビュー・感想・評価

HicK

HicK

踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件(2012年製作の映画)

2.9

《浮かれすぎ》

・中国から来た海外研修警察官・ワンの結婚披露宴を主催する事になった湾岸署というのがメインストーリー。

・終始、仕事そっちのけで披露宴の余興練習に盛り上がる湾岸署。

・いくらワンの
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容疑者 室井慎次(2005年製作の映画)

3.5

《それぞれの思惑が入り組む物語。スピンオフの醍醐味はある。が、》

【物語】
殺人容疑がかかる巡査を任意で事情聴取。聴取中に巡査は逃走、直後に交通事故で死亡。被疑者(巡査)の母親が事情聴取の際に暴力行
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交渉人 真下正義(2005年製作の映画)

3.7

《"弱キャラ"がカッコいい》

【ユースケ・サンタマリア】
今作で日本アカデミー賞主演男優賞。そこまでかは分からないけど、冷静さと意図的なわざとらしさ、少しの茶目っ気を使い分けてたのが印象的。真下は元
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踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2(2003年製作の映画)

3.7

《海外戦略版…》

主人公青島のシーンを軸に再構成された海外戦略版(といってもアジア圏ぐらいしか公開してない気がする)。韓国では公開してた記憶がある。

オリジナル版よりもカットされたシーンが多く、時
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

4.1

《過去最高の笑いと感動のバランス》
〜父のあり方〜

【MYクレしん最強4選】
①ヘンダーランドの大冒険
②オトナ帝国の逆襲
③戦国大合戦
④《逆襲のロボとーちゃん》

【ロ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.3

《高い完成度 しかしこれは「異例」》

【MYクレしん最強4選】
①ヘンダーランドの大冒険
②オトナ帝国の逆襲
③《戦国大合戦》
④逆襲のロボとーちゃん

【戦国大合戦】
物語の完成度とドラマ性はシリ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.3

《ギリギリでの勝負がモーレツに美しい》

【MYクレしん最強4選】
①ヘンダーランドの大冒険
②《オトナ帝国の逆襲》
③戦国大合戦
④逆襲のロボとーちゃん

【オトナ帝国】
クレしん映画でよく最高傑作
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クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

4.0

《楽しさとシリーズ屈指のダークさ》
〜1番好きなクレしん作品〜

【MYクレしん最強4選】
①《ヘンダーランドの大冒険》
②オトナ帝国の逆襲
③戦国大合戦
④逆襲のロボとーちゃん

【最強要素の詰
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バンビ(1942年製作の映画)

3.7

《豊かさ、厳しさ》

・「母の死」を目の当たりにするバンビ。残酷な展開で自然界の厳しさと人間の愚かさがストレートに伝わってくる。日本のアニメも昔はこういう(もしくはこれ以上の)トラウマ級の残酷さを見せ
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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(2008年製作の映画)

3.2

《テレビシリーズのお披露目作品》

【物語】
テレビアニメシリーズ「クローン・ウォーズ」の序章となる映画作品。

「誘拐されたジャバの子供を救出せよ」と冒頭でメインストーリーが提示されてから、その後の
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.9

《キング監督の世界観が好き》

【物語】
ミュージカル作品。チョコレート店をオープンさせるためやってきたウォンカが、下宿先の意地悪な店主と開業を邪魔するチョコ組合と戦う話。登場人物たち全員がキャラ立ち
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.5

《サブストーリーの詰め合わせ》

【ホテル】
『お客様はみんな(心に)仮面をつけている』というセリフ通りの"マスカレード"なホテルが舞台。自分はオーストラリアと日本のホテルで働いてた事あるけど、従業員
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HERO(2015年製作の映画)

3.6

《1作目の方が好き》

・暴力団と地上げ屋が恐喝の相談をしていたところを目撃した女性。その女性は雨宮検事に証言を依頼されていたが、ネウストリア大使館を出たところで車に轢き殺された。その交通事故を主人公
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HERO(2007年製作の映画)

4.0

《シリーズらしさが詰まった映画版》

【ドラマから好き】
中学の時、好きで見てたドラマ。映画をやるってなった時はちょっと興奮した。ドラマから大分月日が経過してるのにそのままの空気感と"らしさ"溢れるス
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西遊記(2007年製作の映画)

3.4

《金かかってるファミリーエンタメ》

・海外ロケ、巨大で大掛かりなセット、豪華な衣装、VFXも多用。かなり金のかかったファミリーエンタメ。

・セットに関しては"絢爛豪華なコント"って感じ。

・演技
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.2

《DNAを引き継いだアニメ力も…》

【ポノック1作目】
ジブリのアニメーションテイストを受け継いでるようにも見え、視覚的にはとても美しく、滑らかに動くキャラクターはお見事。またハリーポッターや魔女の
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.6

《新鮮な主人公》

【主人公:杏奈】
『私は、私が嫌い』。こういう主人公も好き。家族の死、養子問題、病気、そしてほんのり演出される性的指向。かわいそうなほど、かなり精神が複雑化し闇を抱えてしまっている
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.4

《シンプルな物語。楽しい小人の世界観》

・「狩」じゃなくて「借り」。

・小物で作り上げた家はテーマパークのよう。

・お父さん、山道つくるの大変だったろうに。

・テーマ曲・音楽いいね。

・アリ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

《タイムトラベル。原動力は映画愛》

【再鑑賞】
前に一回鑑賞したけど記憶も薄くレビューも残してないので再鑑賞。唯一覚えてたのは結末ぐらいで、「シャロン・テート殺人事件」を知っている前提の物語だったと
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バビロン(2021年製作の映画)

4.3

《映画讃歌》
〜過ぎ去るものであり永遠でもある栄光〜

【激動のハリウッド】
『これは、う○こ映画だ』という事前知識のみで鑑賞 笑。これを誰かと見たいとは思わないけど、かなり楽しんだ。やっぱり映画を題
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.4

《ありのままを映し出す》

【映画好きの映画】
「ニュー・シネマ・パラダイス」のように映画を題材にした映画と言ってもいいのかも。尚且つ、多くの人々が"お世話になった"スティーヴン・スピルバーグ監督の自
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

3.9

《テーマ、芸術、娯楽》

【ぽんぽこ】
小学生の時にいとこと今作を見るか「ストリーファイターⅡ The Movie」を見るかで、結局ストⅡを見たっていう思い出。関係ないけど 笑。今作は濃いメッセージ性
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白雪姫(1937年製作の映画)

4.0

《最高の"世界初"》

・白雪姫と小人たちの優しさが『美』として描かれ、表面上の美に取り憑かれた女王は『醜さ』の象徴として描かれる物語。

・白雪姫が美しすぎるために、殺して心臓を持って帰ってきて欲し
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

3.1

《キャラの表情…》

【リメイク】
オリジナル版は小学生の時に鑑賞。たぶんその良さはストーリーに表れていたと思う。たぶん。記憶が曖昧だけど、色々「そうだった」と思い出した。小林幸子の主題歌好きだったな
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

《解放・強制・選択》

【2つの世界】
初鑑賞。徹底的に欲を解放させて、悪魔にも見える自由主義の奔放さを見せる前半。強制的に良い人間としてしか振る舞えない制御された世界を見せる後半。対極にある世界の対
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.3

《和田くんは好き》

・終始、「んな事あるか!」っていう展開。

・この子はこの事が知られたら就職できないやろなぁ。いや、停学か?笑。

・ヤクザもかわいそうよな。世間からタブー視されつつ、こういうエ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

《不可解な現実を"生き物"目線で見る》

【主人公:ベラ】
脳は赤ん坊、体は成人女性のベラ。言動は赤ん坊というより、無理な人体実験で少々バグってる様子。単に"生き物"と言った感じ。自分の性器に興味をし
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.8

《舞台のような映画》

【演出】
ロキシーたちが半生を演じた舞台であるかのように、実際に起きてる出来事と照らし合わせているのが面白い。全編を通して現実世界と舞台でスポットを浴びているシーンが混ざったカ
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.9

《社会問題・コメディー》

【青春劇】
教育制度や競争社会の問題を背景に、主人公のランチョーはおかしな制度を無視し自分の本能のままに行動。周りの環境に対し反発的な行動をとる。話の展開は大まかに言うと「
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.6

《将棋を知ってる人ほど面白いかも》
前編・後編レビュー

【緊張感】
対戦時の無言の間は緊張感ある作りで、登場人物たちの精神力の消耗が非常に良く伝わってきた。命を削りながら向き合う様を見事に表現してい
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累 かさね(2018年製作の映画)

3.6

《W主演、演技が最高。演出は…》

【W主演】
W主演の土屋太鳳と芳根京子の演技が良かった。累の陽の部分を輝かせるニナ役の土屋太鳳。圧倒的存在感と表現力。ニナの陰の部分を引き立たせる累役の芳根京子。強
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クヒオ大佐(2009年製作の映画)

3.4

《笑い事じゃないけど全てが可笑しい》

【大佐】
堺雅人が演じる主人公の結婚詐欺師、クヒオ大佐が嘘をつきすぎて、嘘に取り憑かれている。全てが嘘。嘘を付いてるという罪悪感はもうない。窮地に立たされた時も
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.8

《疾走感と衝撃》

【最高の出だし】
ワンショット風の冒頭からタイトルまでかっこいい。相棒のノビが登場し、早々に主人公シズカとの仕事が始まっていく。ノビが言う「ゴキブリ以下の仕事」のハラハラ感とそれを
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GO(2001年製作の映画)

4.0

《差別・偏見・青春》

【主人公:杉原】
窪塚洋介が演じる在日韓国人の杉原は素直でまっすぐな青年。ワルぶってるように見えるが、父親の教えを胸に 純粋な目で世界を見ている。趣味や性格が全く違うジョンイル
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.1

《変人かと思いきや良い話》

【ホアキン】
主人公セオドアを演じるホアキン・フェニックスの演技が素晴らしかった。ほぼ一人芝居だが、頭の中の"彼女"の存在をリアルに感じた。

【OSとおじさん】
人工知
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