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ザ・ボーイズ シーズン1のnottoのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ボーイズ シーズン1(2019年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「正義」とは何かというのが分からなくなる作品

それぞれ、自分なりの正義を掲げて、スーパーヒーローもそうでない人も行動している。

セブン達は表向き、つまりTVや大衆の前では団結している様に振る舞うが、実際はseven同士のヒエラルキー、そしてvought社の思惑に振り回され、ホームランダーさえ、精神的に不安定。

THE BOYS側もヒューイ、ブッチャーはじめ、vought社に己の人生を狂わされたことで怒りや復讐心を抱えており、正義感というものがだいぶぐらついている。

加えてセブン、そしてTHE BOYS達は皆、スーパーヒーロービジネスに巻き込まれた被害者とも言えるため、どちらかに肩入れをするわけでもないという、第三者目線で物語に見入ってしまう作品。

最近のスーパーヒーロー作品は彼らの活躍の裏側を描くことが多い(アベンジャーズシリーズ、マーベルドラマ「デアデビル」など)

よりリアルに、そしてスーパーヒーローをより普通の人間の様に描く最近の傾向は、個人的にはすごく好きだし、そういった作品にはどんどんのめり込んでしまう。

ただ、この作品は暴力シーン、性的描写もリアルに描かれているので、そういったのがあまり得意ではない方は、見るのを避けた方が良いと思う。
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