高校教職員の車にチンコの落書きがされている事件が発生。疑われたのは普段からイタズラを重ねる問題児。確かな証拠もないまま彼は退学になってしまう。
真実はいったいどこにあるのか?
放送部の少年が真相に挑むモキュメンタリー作品。
事件自体もそうですが、手がかりもバカバカしくて笑えます。
しかし、描かれてるのは社会の縮図のような構図であったりジャーナリズムなどの本質的な問題。
他人をどう見るかという偏見であったりも取り扱っていて物語としてすごくしっかりしているし、モキュメンタリーという形式の効果が強くてサスペンスとしてもとても見応えがあります。
また、ドキュメンタリーとしてものすごく作り込んでいて凄い!
映像もなんだけど、キャストの演技が素晴らしいです。動揺したり嘘つくときの細かい目くばせ、挙動はモキュメンタリーということを忘れそうになります。
純粋にものすごく面白い作品であり、どういう風に撮っていったのかメイキングも気になる作品でした。