歌代さんの映画レビュー・感想・評価

歌代

歌代

街の灯(1931年製作の映画)

4.2

サイレント映画って今だと敷居高く感じるけど、当時は音がなくても大衆がときめいていたわけで全然敷居高くない。むしろ、音が無くても楽しめるってことがどれだけ凄いことかは今だから想像できること。
映像のエン
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

3.7

スパイモノにシフトしていくのがうまい!
バカデカ金庫を引きずりながらのカーチェイスとか楽しかった

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

さすがになげーわ!
セリフが多くてとにかく目がすべってしまった。
逆に吹き替えで観たい

時制が入り乱れながら絶妙に変なリズムで組み立てられているところが走馬灯みたいだなと思った。

終戦後のオッペン
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ドラえもん のび太とアニマル惑星(1990年製作の映画)

3.7

骨太なSF設定が紛れた一作。
子供の頃は環境破壊について長い尺を使ってた意味がわからなかったけど、ニムゲの住んでる月が環境破壊され尽くされた惑星=地球の果ての姿で、ニムゲ視点になって初めてアニマル惑星
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ドラえもん のび太の大魔境(1982年製作の映画)

3.4

SF設定が面白い
流石藤子不二雄。
なんだけど、芝山努監督に比べるとちょっとアニメ的美味しさが薄い。

ドラえもん のび太と竜の騎士(1987年製作の映画)

3.6

恐竜の動きがいい

ひみつ道具ツッコミどころ多いけどそこはご愛嬌。
「ガスや水道を掘り当てることがあるんだ」って言いながら穴に松明突っ込むドラえもん、気が狂ってる笑

ドラえもん のび太と銀河超特急(1996年製作の映画)

3.7

やっぱ冒険100パーなところがいいですなあ
序盤の夜中に出かけるところがピークではあるけど、後半でかいロボットが大暴れするところもよいし、ラストのび太がかっこいい

作画がところどころすごくいい瞬間が
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.7

クルマ門外漢だし、映画館でバイトしてた時の記憶から(ワイルドスピード客はかなりマナーが悪かった)正直イメージあんまりよくないシリーズだったけど、しっかり面白かったです!

ドラマの感じは『マジックマイ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

こういうの観たかった!という一言で終わらせていい映画だと思う。
とにかくエネルギッシュで「やってやろう」という、観客を揺らす気概を感じる一作でした。
角川の雰囲気あり

倖田來未のエンディングテーマは
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.7

浅野いにお作品はちょうど『デデデデ』以前のものは全て読んだことありながら、今作は原作未読です。

シン・ゴジラやエヴァ破などでもちょろっと描かれた『非日常を受け取る、思ったよりも日常が続く一般人』の話
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クラム(1994年製作の映画)

3.7

言葉を発するたびに笑う、という仕草に隠されてるけどひたすら悲しい会話だった。
「反道徳的なメッセージを秘めた作品は優しさでできてる」と思ってるけど、その中にあえて攻撃性を入れ込む、という葛藤と明け透け
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

映画の内容はみんな色々喋ってるからまあいいとして、サントラがとにかく素晴らしい!!
オーケストレーションを基軸に置きながら聞いたことのない音、アナログ感とデジタル感のバランスがとにかく素晴らしかった。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

-

うとうとしてしまったけど、まあもっかい観ようとはあんまり思わない。今は。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

不安なことが全部実現する最悪で最高な映画。

笑える瞬間結構あったけど俺以外ひとりも笑ってなかった…。

あるシーンから先がまるまるいらなくて(説明過多だと思う)、個人的な願望としてはそこで終わってた
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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

4.2

徹頭徹尾バカらしくて、でも笑いも映画的でずっと爆笑してた!

わけわかんないお金の掛け方をしてて、理性的なのに頭おかしい笑
パトランプを悪用したオープニングがもう最高!

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.9

世間的にどういう評価なのかは知ってるけど、自分は好きです!
というか人生で初めて映画館にリピートで行った作品なんです。なけなしの小遣いはたいて4回観た思い出。

今回見直してやっぱ1番好きだなあって。
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

映像ならではのギミック多めで楽しい。

インディアナのコンプレックスを巡るストーリーが面白い。
冒頭の過去話で帽子のルーツと父親との関係性を同じシーンで見せ切るところとか、うまいな〜

2作目まではノ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.4

池袋グランドシネマサンシャインのめちゃデカIMAXで鑑賞。
観る前はデカすぎて「神々のショーでも観てる気分になるのでは」と思ったけど、実際はその逆で、"そこで鳴ってる音"という実在感の強調が起こってい
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.0

とことん主観に寄ったカメラと、そこと乖離したモノローグ。
殺しの最中に幼少期を回想してしまうような、目の前で起こってることに集中しきれない不安定さ。
エンタメじゃない暴力を表現するのにものすごく尖った
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私がやりました(2023年製作の映画)

4.1


フレンチコメディ苦手意識ちょっとあったけどめっちゃ面白かった!
正しさ皆無で、みんなバカ!
最終的に『Wの悲劇』みたいな構図になっていき、1番いいところで終わるところも含めてカラッとしてて潔いなと思
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.3

自分に刺さりまくってた。
特に前半がすごい。
暴力とSEXを封印したギャスパーノエ、むしろ尖りを増してた気がします。

暮らし、重ねてきた習慣、愛と思い出、それがゆるやかに崩壊する様。
この時間の切り
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.9

めっちゃ楽しい!
ラストの子供のドラマは不十分だと思うけど、ものすごく良くできてるし芯がある作品に感じました。
「目を見て話してくれる」という一言でハッと気づくの凄く良かった。
完璧なロボットを出すこ
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黒い家(1999年製作の映画)

3.9

キャラが立ちまくってる!
ヘンテコで楽しかったです。

うっすら哀しみが見え隠れするモンスターに弱い。
悲鳴あげまくる主人公ってホラーにありがちだけど、男なの新鮮だった。しっくりくる。
「もう戦うしか
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

2.8

ティムバートン版『チャーリーとチョコレート工場』ではなく1971年版『夢のチョコレート工場』の前日譚(僕はこっち派)ということ、大好きなヒューグラントが出演しているというだけでかなり楽しみにしてました>>続きを読む

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

4.6

9歳くらいのときかな、映画好きのおばあちゃんに半無理矢理ビデオを観せられて、「こんな古臭いのいやだい」とふてくされてたのに観てるうちに引き込まれた。
観終わってからあまりに気に入りすぎて数週間ウンパル
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.8

徹頭徹尾くだらないのに、ラストバトルで感動してしまうのはなんなんだ

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.3

サスペンス&ヒューマンドラマの名手が、更なるステップに!

劇場公開が短期間ですが、大傑作だったので是非映画館での鑑賞を進めたい一作!
脚本の力が強くなりがちなNetflix作品(そこが個人的にかなり
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