ウディ・アレンの６つの危ない物語 シーズン1のジョニマのレビュー・感想・評価

登場人物はみなそれぞれ一生懸命に真面目に生きていて、しかし、それぞれの生き方の違いによるすれ違いによって生じるドタバタが絶妙に面白い。
誰も悪人は登場しないのに、人間たちは対立し、それがコメディとなるのだ。声高な主張の社会派作品が悪い訳ではないけど、もう一段高いところから、人間界を俯瞰しているようなスタンスの作品。いかにもウッディ・アレンという軽妙洒脱なドラマには、最高の知性を感じるのだ。